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*「ころころろ」 畠中恵摩訶不思議な妖怪たちに守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる江戸有数の大店の若だんな・一太郎。ある朝起きると、目から光りが奪われていた!その理由は、空前絶後のとばっちり?長崎屋絶体絶命の危機に、若だんなが名推理。だけど光りの奪還には、暗雲が垂れこめて―。佐助は妻と暮らし始め、どうなる、若だんな?絶好調「しゃばけ」シリーズ第八弾。 *「いっちばん」 畠中 恵所帯を持って自分の店を出し独立した兄の松之助。幼馴染みの栄吉は他の店へ菓子作りの修業に行っている。それぞれが道を定め歩き出した中、己ひとりが今日も元気に寝込む有様で我が身のことさえままならない。ひとりぽつねんと取り残されたようで寂しさもある一太郎。 さて、どうしたものか。どうするものか。気になる若だんな一太郎のその後。 摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若だんな・一太郎に持ち込まれるは、訳ありの頼み事やらお江戸を騒がす難事件。お馴染みの妖がオールキャストで活躍する「いっちばん」、厚化粧のお雛ちゃんの素顔が明らかになる「ひなのちよがみ」の他三編を収録。大人気「しゃばけ」シリーズ第七弾。 *「アイスクリン強し」 畠中 恵 江戸時代の爛熟した文化、生活の面白さに好奇心の針は大きく揺れ動くが、続く明治時代も面白そうだなと思う。 ビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム、スイートポテト。南蛮菓子から西洋菓子へと呼び名が変わり、新たな品々が数多登場。そんなスイーツ文明開化の東京で、孤児として生まれ育った真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。そこには今日もまた、甘い菓子目当てに若い元幕臣の警官達がやってくる。菓子作りの修業に精を出したい真次郎に、厄介事が次々と…。著者の魅力全開!明治の築地居留地で、西洋菓子屋の若主人と元幕臣の警官達「若様組」が繰り広げる「スイーツ文明開化」騒動記。 *鳴家をお持ち帰り*「つくもがみ貸します」 畠中 恵11月になって一番最初に読んだのは畠中さんの新刊。読書的体力がすっかり落ちてしまったので、読むにハードだと予想される本は、近くに積んであっても手が出ない。どれにしようなぁ、と迷うほどの積読本の山からこの本を手に取ったのは、いつも温かな人情味溢れるお話で、ほんわりさせてくれる畠中さんの作品だからだ。身体だけでなく、気持ちまではふはふと温めてくれる、寒い季節のおでんや鯛焼きのような、そんな予感のする本。
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする、小さなお店「出雲屋」。鍋、釜、布団にふんどしまで、何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはないような、ちょっと妙な品も混じっているようで……。彼らは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。気位も高く、いたずら好きでおせっかいな妖怪たちは、今日もせっせと、出雲屋を引っ掻き回すのでありました。 *「ちんぷんかん」 畠中 恵「しゃばけ」シリーズ第六弾。 ついに若だんなが三途の川までいっちゃった!?えらいこっちゃ、若だんながいなくては話が続かない。これで御終いとあいなりますのやら。 お江戸名物の火事騒ぎに巻き込まれ、三途の川まで行ってしまった若だんなと鳴家が、地獄の鬼相手の大冒険。長崎屋の跡取り娘おたえの若き日の恋模様。兄・松之助に縁談が持ち上がるが……。 今日も元気に(?)寝込んでいる若だんな。昨日から今日、今日から明日へと変わりなく続くと思われる日々にも、いずれ変化の兆しは訪れるものである。若だんなの周りにいる人達にも、人生の新たな一歩を踏み出すための旅立ちの時が巡ってきているようだ。果てさて当の若だんなはどうなんだろう。恋のひとつもあって不思議はないが。 *「おまけのこ」 畠中 恵おまけのこ 畠中 恵 人の気持ちの不可思議さ。色もなく、形もなく、目には映らないけれど、合い照らすように思いは心の鏡に映し出される。曇りあればおぼろげで、ひび割れていれば形乱れ、投射される思いも投影される思いも、なかなかまっすぐにとはいかないところに、不可思議さが生まれることとなる。だからこそ人情の機微にほろりとするし、滲み出る仄暗い感情もまるごと苦い思いで飲み込むのだ。 摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若だんな・一太郎に持ち込まれるは、訳ありの頼み事やらお江戸を騒がす難事件。親友・栄吉との大喧嘩あり、「屏風のぞき」の人生相談あり、小さな一太郎の大冒険ありと、今回も面白さてんこ盛り。お待ちかね、大好評「しゃばけ」シリーズ第四弾!身体は弱いが知恵に溢れる若だんなと、頼れるわりにちょっとトボケた妖たちの愉快な人情妖怪推理帖。「BOOK」データベースより シリーズも4作目となるとひとたび表紙をめくれば、馴染みとなった場所にすんなり入っていける。この気安さがいい。いってみれば記憶回路にしゃばけドアがあって、江戸時代だから襖か、一歩跨げば長崎屋の若だんなの部屋だったりするような感覚だ。と、漫画のような話はさておき、今回は5つの作品が収められた短篇集。毎度のことだが、またしても人の情の温もり、あてどない憤り、胸騒ぐ寄る辺ない感情と、様々な人の気持ちの不可思議さに触れじんわりさせられた。 *「みぃつけた」 畠中恵みぃつけた 畠中 恵 しゃばけシリーズを読んでいると、ちいさな鳴家たちにほっこりとした気持ちにさせらる。 うちにもひょっこり現れてくれないかな、なんてことを思ってしまう鳴家ファンには嬉しい1冊だ。 身体が弱くて寝込んでいることの多い幼い一太郎は、ある日小さな小さな小鬼たちと出会う。外で遊ぶことの出来ないひとりぽっちの寂しさ。 ねぇ、お友だちになってよ。 いちばんのお友だちに! 一太郎の願いは叶うのかな。 柴田さんが描く鳴家たちの活き々々と動きのある姿が、とってもとってもかわいい。みんな同じ姿形なのに、個性溢れる表情に顔も綻ぶ。ずべんと仰向けで無防備に眠りこけていたり、寝ている一太郎を心配しておでこにちょこんと手を当てみたり、チーム鳴家の見事な技もお楽しみあれ。最初から最後まで、みんなでわいわいがやがやと騒がしく愉しげだ。 鳴家たちと一緒にいる一太郎も嬉しそう。 気持ちが温かく和むこの本は、プレゼントにもちょうどよいかもしれない。そう思い自分にプレゼントしたわけである。 本にはちょっとした仕掛けがしてある。表紙の真ん中がま〜るく穴が開いていて、そこからちび一太郎が顔を覗かせている。黄緑色の表紙をぱらりんと取ってみると、ああ、なるほどと思うようになっているのだ。 今回のお楽しみは1000名に当たる特製しゃばけ大福帳! いっそのことしゃばけシリーズのグッズを作ってくれないだろうかと思ってしまう。 (2006年12月16日読了) *「うそうそ」 畠中恵うそうそ 畠中 恵 若だんな、旅に出る!「しゃばけ」シリーズ第五弾は久々の長編。 実はまだ四作目の『おまけのこ』を読んでいない。文庫じゃないから図書館で借りようと思っているうちに次が出てしまった。しまった!(こんなところで冗談を言ってもせんないことではあるが) 今度はあの病弱で外出もままならない若だんなが、旅に出るというではないか。そんな大それたこと、よくぞ妖の兄やふたりが許したものだと思ったら、湯治のためだとういう。病弱だけでは事足りず、頭に怪我まで負ったのだった。 一太郎、仁吉、佐助、兄の松之助の四人は、箱根へ湯治の旅に出ることになるのだが、その先にはとんでもないことが待ち受けていた。 *「ゆめつげ」 畠中 恵畠中 恵 川辺親子が神官を務める清鏡神社は、江戸は上野の端にある小さなお社。のんびりとして頼りなげな風情の兄弓月と、しっかり者の弟信行兄弟は、ある頼まれごとを引き受けたことで、大騒動に巻き込まれていく。 そもそもの始まりは、大店のひとり息子の行方を占って欲しいという願いに端を発していた。兄弓月は『夢告』、夢の中で神が語りかけてくる託宣を告げること、ゆめつげを得てとしており、夢占いの評判を聞いた白加巳神社の権宮司からの依頼だった。 さてさて、弓月は行方不明の息子を探し当てることができるのか。人探しに連続殺人事件、果ては時代の大きなうねりをも背景に、物語はどんな結末へと向うのか。 | 1/2PAGES | >>
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