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*「つむじ風食堂の夜」 吉田篤弘大きく心揺す振られる本を読んでぐったりしていたこともあり、つむじ食堂のある月舟町に迷い込んでみることにした。 懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方」、イルクーツクに行きたい果物屋主人、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・奈々津さん。食堂に集う人々が織りなす、懐かしくも清々しい物語。クラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説。 *「こんな映画が、」 吉野朔美“映画に貴賎はありません。許容範囲が広ければ広いほど、お楽しみもいっぱいです。”という吉野さんの言葉どおり、紹介されているジャンルの幅広さに唸る。簡潔でありながらその映画の見所を濃縮したような文章を読むと、ふつふつと観てみたい気持ちが湧いてくる。イラストがこれまた楽しく、文庫を手にレンタルショップに走りたくなるのだ。 *「ポプラの秋」ポプラの秋 湯本 香樹実 大切な人を失った時、心の内にとめどなく湧き上がる想いを、どうすればいいのだろう。どこへ託せばいいのだろう。 手紙。 想いは手紙にすればいい。手紙はおばあさんが届けてくれる。 主人公千秋は母からの電話を受け、遠い昔住んだポプラ荘への旅路を急ぐ。父が交通事故で死に、虚ろになった母と日々繰り返される電車ツアーの道すがら、見つけた居場所がポプラ荘だった。 当時、千秋は小学一年生。母と二人、おおやのおばあさんや隣人達と過ごした、三年ほどの短い思い出が綴られていく。 *「夏の庭 The Friends」 湯本香樹実夏の庭―The Friends 湯本 香樹実 新潮文庫 (1994/02) 死とはどんな感じのするものなのだろう。 小学六年生の夏、木山、河辺、山下の3人の少年は、ふと沸き起こった死への興味から、一軒家にひとり住む老人の「観察」を始める。老人が死ぬところを見るための「観察」だった。 | 1/1PAGES |
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