本や映画の感想、日々の雑感などを徒然に書いております
ネタバレもあるので未読の方はご注意ください
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*「神去なあなあ日常」 三浦しをん

三浦 しをん
徳間書店
¥ 1,575
(2009-05)

『風が強く吹いている』や『仏果を得ず』と同じく、しをんさんお得意の熱血系作品。どこに興味の矛先が向くのやら、なんと今回は林業ときた。川あれば山あり。山あればそこには木がある。列島を血管のように走る川と多くの緑成す山が連なる国に生まれはしたが、林業といわれてみても実際のところはよく知らない。だが興味のなかった世界でもひとたびしをんさんの熱い筆致にかかれば、ふむふむと面白く引き込まれてしまう。

林業っておもしれ〜!by勇気
主人公勇気が夢中になっていく気持ちがすごくわかる。林業って奥深く面白い!それにもまして神去村の暮らしとそこに住む人たち、もう最高ですよ。
前作『光』のいいようのない重苦しさとは一転、のどかで朗らかな神去村に憩う楽しさ。

美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
「BOOK」データベースより
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| 三浦しをん | 18:29 | comments(6) | trackbacks(4) | | |

*「夢のような幸福」 三浦しをん

松苗あけみさんの見るからに美味しそうな表紙に惹かれて購入。そういえば最近パフェを食べていない。バナナやイチゴにチェリー、賑やかしいトッピングで飾られたパフェを目の前にすると、とても嬉しくて幸せな気持ちになる。さてこのもりだくさんな幸せのどこから手をつけていこうかと。

しをんさんのエッセイ本を前にして、パフェの時と同じような気持ちになる。文庫本を左手にパラ見する。途中ではたと手が止まる。好きなものには即座に感知機能が働くようだ。『ロード・オブ・ザ・リング』とアラゴルンに熱狂するしをんさんに共感を覚えながら、ふむふむと読みいってしまう。
なんたる吸引力。恐るべし。パラ見のつもりが思わず途中を先に読んでしまった。最初に戻ることにしよう。

名作をしをん流に紐解き、漫画を語り、友人との旅行に旅先での古本屋巡り、大好きなバクチクライブ旅、どこまでも続く妄想爆笑エッセイ、とくと堪能致しました。
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| 三浦しをん | 14:27 | comments(8) | trackbacks(1) | | |

*「あやつられ文楽鑑賞」 三浦しをん


三浦 しをん
ポプラ社
¥ 1,680
(2007-05)
今日の札幌は気温が−12.6度まで下がり、この冬一番の厳しい冷え込みとなった。−10度を下回ったのは2年ぶりのことだという。どうりで寒いはずだ。あまりの寒さにぎゅっと身体全体が縮む。この寒さどうにかならんものかしらねぇ。とはいえ、寒い寒いとばかり言っててもね。寒いから冬なのである。北国の冬は長いのである。
え〜い、こんな寒さなんか、寒さなんかこの本の熱気で吹き飛ばしてくれるわい。文楽大好きで、文楽に惚れ込んだ三浦しをんさんのほとばしる情熱で埋め尽くされた、文楽の入門書としても楽しい1冊だった。
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| 三浦しをん | 22:12 | comments(10) | trackbacks(3) | | |

*「仏果を得ず」 三浦しをん

三浦 しをん
双葉社
¥ 1,575
(2007-11)

本の帯にある「“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカになってみたい。」という言葉に、大きく頷いた。好きなことに情熱を傾けている人には共感を覚える。親近感を抱く。たとえそれが自分の興味の範疇外であっても、突き動かされる情熱というものはみな一緒だと思うのだ。なぜそれほどまでにその人の心を捉えて離さないのか。他でもない“それ”でなければならなかったのかと、縁の不思議に興味惹かれる。

文楽に出会い、精進の道をいく若き健太夫の成長を描いたこの作品も、健太夫に限らず、文楽に強き思いを傾け、その道を生きて生き抜く同輩、先人の姿が熱く胸を揺さぶる。
『風が強く吹いている』然り、しをんさんは人の内に渦巻き湧き上がる静かで熱い情熱を描くのが本当に上手い。
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| 三浦しをん | 18:53 | comments(16) | trackbacks(11) | | |

*「風が強く吹いている」 三浦しをん

数ある大学駅伝の中で、もっとも苛酷なレースを強いられるのが、毎年1月の2、3日に行なわれる箱根駅伝だろう。なんといってもひと区間の距離が長い。各選手20キロ前後の道のりを走らなければならない。5区と6区には箱根の山登りと山下りという難所が待っている。東京大手町から箱根の芦ノ湖の区間を往路5人、復路5人の合わせて10人で繋ぐ。10人で繋ぐ、これが大切だ。ひとりも欠けてはいけない。誰かが棄権することになれば、母校の襷は繋がらない。そこで途絶えることになるのだ。
10人で襷を繋ぐ箱根駅伝にギリギリのたった10人で挑む。しかもほとんどは陸上経験のない素人集団。なんて無謀な。冗談か!?
「頂点」を目指して走る若者たちが向えたゴール。果たしていかなる結末が彼らを待っていたのか。
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| 三浦しをん | 22:57 | comments(28) | trackbacks(15) | | |

*「しをんのしおり」 三浦しをん

しをんのしおり
しをんのしおり
三浦 しをん
直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』で初めて作者の小説を読んだわけだけど、エッセイが面白いと評判なので本書を読んでみた。
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| 三浦しをん | 21:48 | comments(10) | trackbacks(0) | | |

*「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒
三浦 しをん
東京のはずれにある“まほろ市”の駅前で、便利屋を営む多田啓介のもとには、代理見舞いからバスの運行調査に子供の送迎と雑多な依頼が飛び込んでくる。飛び込んでくるのはなにも仕事ばかりではなかった、人間までもが。
偶然の再会が縁で居つくようになってしまった高校時代の同級生行天。多田と行天のコンビと、ふたりを取り巻くまほろの人々とが織り成す、可笑しくも哀しくせつない便利屋物語。第135回直木賞受賞。

ハードカバーの本は極力買わないよう心がけているつもりだ。これが癖になると、本代が際限ないことになる。本書はソフトカバーだった。(値段は充分ハードカバー、つまりは自分に言い訳)加えて表紙の林檎が艶やかで美味しそうだったのでね。林檎に惑わされ、禁断の果実に手を伸ばしてしまったということ。
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| 三浦しをん | 21:47 | comments(10) | trackbacks(11) | | |
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