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*「刻まれない明日」 三崎亜記30年に一度起る町の「消滅」を描いた『失われた町』から3年、残された人々の10年後を描くこの長編は待ちに待ったというか、続編が出るとは思っていなかったので思いがけなく嬉しい。またあの世界に帰っていけるのだから。 「開発保留地区」―それは十年前、3095人の人間が消え去った場所。街は今でも彼らがいるかのように日々を営んでいる。あの感動から3年―“失われた時”が息づく街を舞台に描く待望の長編。 *「失われた町」 三崎亜紀道行く人の姿が点在し、ありふれた生活の営みで、穏やかに日々過ぎていく町の風景。のどかと見える表紙から受けた印象とは違った、思いもかけない展開が待っていた。
まずは“プロローグ、そしてエピローグ” 物語は冒頭から緊迫した場面で始まる。30年に一度町が「消滅」する、まさにいまその時を向えようとしていたのだ。「消滅」に立ち向かおうとする人々の姿がそこにあった。 寄り集まった糸をいったんほぐすように、様々な形で「消滅」に係ることになった人々の人生を、7つのエピソードで描いていく。 30年に一度起こる町の「消滅」。忽然と「失われる」住民たち。喪失を抱えて「日常」を生きる残された人々の悲しみ、そして願いとは。大切な誰かを失った者。帰るべき場所を失った者。「消滅」によって人生を狂わされた人々が、運命に導かれるように「失われた町」月ケ瀬に集う。消滅を食い止めることはできるのか?悲しみを乗り越えることはできるのか?時を超えた人と人のつながりを描く、最新長編900枚。 | 1/1PAGES |
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