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*「STAR EGG―星の玉子さま 」 森 博嗣自分の中ではミステリィ作家という印象が強い森博嗣さん、絵本も描いていたんですね〜 未読ではあるが『スカイ・クロラ』に始まる一連の戦闘機乗りシリーズを考えると、ちっとも不思議じゃない流れだ。だって本のタイトルが星の玉子さまなんだもの。飛行機乗りの視点から小説を書き、『星の王子さま』を書いたサン=テグジュペリのようで。当然それを意識しての遊び心なのかもしれない。 ところであらら、なにか余計なものがついているぞとよく見れば、王子が玉子になっている。点が多いよ、点が。まずここでクスリと笑える。いろんな人の訳で読めるようになったサン=テグジュペリの『星の王子さま』の、森さん版新訳かと思ったら違ったんだ。もとよりSTAR EGGとなっているではないか。 『星の王子さま』を森さん風に描いてみせたのがこのお話。文だけでなく絵もご本人である。 宇宙には、沢山の孤独と沢山の夢がある。 *「キラレ×キラレ」 森博嗣Xシリーズ第二弾。 結末のつけ方が曖昧模糊としていて、一生懸命話の道筋を辿ってきてみれば、野っぱらにひとりぽつんと取り残された気がしたのが前作『イナイ×イナイ』である。シリーズ全体に繋がる伏線を孕む1作目とかなんとかかんとか、まあ意図的に狙ったのであれば今後の展開にも期待が持てるのだが、そのまま放置の可能性もあるわけだ。この期待がどっちに転ぶのか。あとあと弾けて飛んでしまわぬよう、あまり大きく膨らませるのはやめておこう。 さて2作目は電車に出没する切り裂き魔の話である。 満員電車の車内で、30代の女性がナイフのようなもので襲われる事件が連続する。「探偵」鷹知祐一朗と小川令子は被害者が同じクリニックに通う事実をつきとめるが、その矢先、新たな事件が発生し、殺人事件へと発展する-。 *「イナイ×イナイ」 森博嗣Gシリーズもまだ完結していないらしいのだが(シリーズ2巻目までしか読んでいないので曖昧)、新シリーズを始めるということは、なにか作者の意図するものがあるのだろうかと、ちょっと深読してみる。 「私の兄を探していただきたいのです」 *「θは遊んでくれたよ」 森 博嗣Θ(シータ)は遊んでくれたよ 飛び降り自殺とされた男性死体の額には「θ」と描かれていた。半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「θ」。自殺?連続殺人?「θ」の意味するものは?N大病院に勤める旧友、反町愛から事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は…。好調Gシリーズ第2弾。 第1弾が肩透かしだったので、それ以降は買うのを止めてしまったGシリーズ。ただ、最初は新シリーズの登場キャラや背景を読者にお披露目という意味合いもあるだろうしと、少しは期待しながら第2弾を読んでみた。 *「φは壊れたね」Φは壊れたね 森 博嗣 おもちゃ箱のように過剰に装飾されたマンションの一室に芸大生の宙吊り死体が! 現場は密室状態。死体発見の一部始終は、室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。 タイトルは『φは壊れたね』 (本書裏表紙より引用) 森博嗣のGシリーズ第一弾。 「すべてがFになる」から始まるS&Mシリーズの西之園萌絵が登場、ということはあの犀川先生も?、と期待すると少々がっかりすることになる。 | 1/1PAGES |
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