本や映画の感想、日々の雑感などを徒然に書いております
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*「永遠の出口」

永遠の出口
森 絵都
小学3年生から高校を卒業するまでの9年間、主人公紀子が駆け抜けた青春の時を、1章から9章に分けて懐かしい時代の匂いとともに描いてみせている。
児童文学を手掛けてきた作者が始めてその枠を越えて取り組んだ作品ということらしく、第1回本屋大賞第4位作品。同じ作者の他の作品はいまだ積読本の中に埋もれていることもあり、初めて読む森作品でもある。率直な感想をまず書くとすれば、面白かったということに尽きる。
学校内での友達関係の微妙さ、紀子が抱く感情の動き、体験する出来事、時代背景など、懐かしさを感じながら読んだ。
時折文中に挿入される、当時の自分に対する現在の紀子からの視点にも、わかるなぁという共感が湧く。と供に、作中の紀子の悩みや戸惑い、憤りも理解できる。それは読み手の自分が、物語に描かれた時代を振り返る位置に立っているからだろう。
10代、まだまだ手持ちのカードは少ない。少ない中で新しいことにぶつかり、自分の感情に振り回され、周りを振り回し、精一杯の緊張感の中で生きている時代だ。
やがて自分の感情を巧みに手懐けることを覚え、諦めという境地も理解し、いろんな物事への距離感を正しく判断したり、駆引きという手段も手に入れる。自分が使えるカードを増やしながら大人になっていく。得るものもあれば、失われてしまうものもあるわけで、それを成長といい、大人になるともいう。振り返った時、途上には落としてきてしまった何かが点在していると知るだろう。だから青春という言葉には懐かしさと、後悔と、少しの胸の痛みが伴うのかもしれない。

この物語のキーワードとなっているのは“永遠”
それぞれの章は紀子の成長を描きながら、独立した物語としても充分に面白い。第1章「永遠の出口」から始まって、9章の「卒業」を読み終えた時、永遠が人生に投げかける意味が、この9つの章を繋いでいることに気づいた。
エピローグ、大人になり紆余曲折を経た紀子は、やはり元気に歩いている。<永遠>という響きにめっぽう弱かったひとりの少女が、ひとつの時代をくぐりぬけた先に見た風景がそこにある。
永遠に思いを馳せることはあるかもしれない。でも、紀子が思うように、毎日はそんなことを呑気に考えている暇もないほど忙しいものだなと、つくづく思う。何が起こるかわからない。うかうかしていられない。そう思いながらのんびり本を読んでいるのも事実なんですが(笑)

第2章の「黒い魔法とコッペバン」、TVドラマ『女王の教室』に設定や展開が似ていて驚いた。もっともドラマのほうは最初のほうしか観ていないが。

いま長い長い『ヒストリアン』を読んでいる最中だけど、図書館へ行ったらつい手が伸びて借りてきてしまった。仕事でもなんでも期限のあるものから先にというのはお決まりのこと。あとは畠中恵の『ゆめつげ』も返却リミットが迫っている。急がなくちゃ〜。本を読むにも結局は忙しい。
| ■ま行の作家■ | 14:45 | comments(9) | trackbacks(2) | | |

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♯ コメント

初めまして。
私も森さんの作品は大好きで最近、永遠の出口を購入しました。今から、とても楽しみにしています。
| dandelion | 2006/03/27 5:40 PM |
dandelionさん、こんばんは!
森さんの作品は初めてでしたけど、面白く読みました。
いいですよね、森さん。
「永遠の出口」はこれから読まれるのかしら?
dandelionさんの感想楽しみにしてますよ〜
コメントありがとうございました。
よければまた遊びにいらして下さいね。
| 雪芽 | 2006/03/28 10:05 PM |
雪芽さん こんばんは〜
今日は落ち着かないので(笑)強風の中、図書館に行ってきました。
最近,書架を眺めていると自然と雪芽さんがブログで紹介していた本が目に留まります。
「永遠の出口」「西日の町」借りてきました。
図書館の本は期限があるのでのんびり読みたい時はちょっと困るのですが、最近の私は集中力にかけるので。頑張って読みましょう。
他にもリクエストしてきてしまったし。(汗)
| りょう | 2006/03/29 5:08 PM |
雪芽さん、こんにちは☆
永遠の出口は今日、到着予定なので、読みたいと想っています!
もし、良かったら、私と相互リンクしてくださいませんか?
| dandelion | 2006/03/30 8:21 AM |
りょうさん、こんばんは!
昨日は落ち着かない一日、同じくでした(笑)

図書館や本屋の書棚を眺めている時って楽しくて、
時間を忘れることしばしばです。
面白そうな匂いの本の重みを手に辿る家路も幸せ。
あれ?なんか方向間違ってるような^^;

「永遠の出口」借りてきたのですね。
森さんは予備知識もなく読みましたが、自分的には好みでした。
りょうさんはどうかしら。お好みだといいですけど。
「西日の町」は積読本です〜、いつ読めるやら。

私が住んでいる街の図書館、4月から貸出数が増えて10冊まで借りられるようになるんです。
ついでにネットから本の予約もできるといいのにな。
今度お会いした時に本の話も含めて、いろいろお話できること楽しみにしています!
| 雪芽 | 2006/03/30 11:33 PM |
dandelionさん、こんばんは。
「永遠の出口」、もう読んでいる頃でしょうか?
ブログでの感想楽しみしていますよ〜

相互リンクのお誘いありがとうございます。
はい、喜んで!
合わせてBlog Peopleのほうにもリンクさせて頂きますね。
まったく脈絡ない読書傾向なもので雑読ですが、これからもお付き合いよろしくお願いします。
| 雪芽 | 2006/03/30 11:42 PM |
ありがとうございます☆私も早速、リンクさせていただきました。これからも、宜しくお願いします(^o^)
| dandelion | 2006/03/31 7:48 AM |
雪芽さんこんばんは♪
結論をずばずばっと書きますと、・・・あぁダメでしたぁ。。。せっかくご紹介してくださったのにごめんなさい。森絵都さんという人がどうもあちきと相性が悪いようなのです。
こんなに評価されている本なのに。人格障害か自分?・・・的な気分に一瞬なりました。一瞬だけだけど。どうしてダメなのかうまくは説明できないんですけどね。文章とか構成とか、ストーリーとかそういう問題じゃないってことはわかるんですけど。。。
合わない作家さんが見つかるのって、自分的にも結構しんどいですね・・・(微笑)
| やぎっちょ | 2007/08/09 9:50 PM |
やぎっちょさん、こんばんは。
あらら、ダメでしたか〜
合う合わないはありますよね。
自分と合わなくたって、それはそれで致し方なしです。
ご縁がなかったということで納得してます。
キラ星のごとく世の中には作家さんも本もあるのだし、
自分の中で光ってくれる本を見つけるのも楽しい。
私も森さんの作品はこれ1冊のみなので、
他のを読んだらダメ〜ってなるかもしれません。
| 雪芽 | 2007/08/11 10:57 PM |

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永遠の出口
永遠の出口posted with amazlet on 07.09.01森 絵都 集英社 (2003/03)売り上げランキング: 136404amazlet.com で詳細を見る 私は〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった――。 友情、秘密、家族、恋…10歳から18歳まで、揺れ動く少女の思春期。 昭和50〜6
| よこたろうBOOKS | 2007/09/01 1:35 PM |
永遠の出口
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| 自由の森学園図書館の本棚 | 2008/11/13 1:21 PM |
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