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*「一日江戸人」 杉浦日向子

一日江戸人
一日江戸人
杉浦 日向子
日本に限らず歴史物を読むのは好きなほうだと思っている。
たとえそれが架空の物語、トールキンの『指輪物語』に描かれる中つ国のことであろうと、銀河帝国と自由惑星同盟との攻防を描く田中芳樹の傑作SF小説『銀河英雄伝説』であろうと構わない。
人がいる。ひとつの時代がある。時代に必要とされその人が生れ落ちるのか、人が流れをつくり時代を築くのか。
遺跡や古文書、ひとかけらの遺物から、人々の息遣いを知ることこそが楽しい。遺物や継承され続ける文化風習は当時の人々の喜怒哀楽が生み出した産物であり、暮らしぶりを偲ばせるよすがとなる。そこに人が生きた温もりを感じる。モノ自体よりその向こうにいたであろう人々の生活、何を思って生きたのかを知りたいと思う。
結局のところ歴史への興味は自分の中で人への興味なのだ。
ひと口に歴史といってもあまりに茫洋としているが、このところ最も興味を寄せているのが江戸だ。この江戸熱はどこからきているのか。原因はたぶん最近の読書傾向にある。畠中恵のしゃばけシリーズ、池波正太郎の剣客商売シリーズと江戸を舞台としたシリーズものを読んでいることが大きいのだと思う。
待てよ、ひと頃隆慶一郎の小説をずいぶんと読んだ時期があったはず。ではあるが柳生と傀儡(くぐつ)一族との対決や武士を描いた作品だったからなのか、江戸時代の文化や庶民の暮らしぶりに興味が向かなかったというのがある。

江戸について知りたい。江戸の生活ってどうなっていたの、何が流行っていたの、何を食べていたの、ねえねえねえ教えてよ、と江戸アラカルト情報を知りたいと思ったらこの本。
いろ〜んな疑問に答えてくれる。作者による豊富なイラスト入りというところが親切丁寧でわかりやすい。
江戸庶民の暮らしはいたってのんびりマイペース。月に何日か働けば家族を食べさせていける物価の安さもあってか、あとは季節ごとの風情を楽しむゆとりライフだ。贅をつくした生活というのではなく、何事も楽しもうとする心持ちが江戸人の粋なところ。
忙しさに振り回されることも多い生活の中で、本の中だけでものんびり一日江戸人気分を味わってみるのもいいものだ。

(2006年10月12日読了)
| ■さ行の作家■ | 14:14 | comments(4) | trackbacks(0) | | |

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♯ コメント

こんにちは。
杉浦さんの本は、ただ単に知識を解説するだけでなくて、
実際にその場にいるような雰囲気を持っているのがいいですよね。
杉浦さんの本を読んでいると、江戸の(自堕落な?)生活が
羨ましくなります。
| 空穂 | 2006/10/15 10:36 AM |
雪芽さん、こんばんは(*´∇`*)
偶然にも私も少し前に杉浦さんの「お江戸でござる」を読んだばかり。しかも今、江戸がとても気になっています。
もっと江戸にタイムスリップできるところはないかと今考えていて、実際に足を運ぼうと思っています。
| | 2006/10/15 9:23 PM |
空穂さん、こんばんは!
そうなんですよ、最近とくに江戸人が羨ましく思えるんです。
江戸に避暑ならぬ避忙に行きたい願望が日増しに増大しています。
杉浦さんの江戸紹介は町の賑わいが聞こえてきそうですよね。
夜鳴きそばなんていいな。
(いまちょっとお腹空いてますから・笑)
| 雪芽 | 2006/10/15 11:05 PM |
雫さん、こんばんは!
「お江戸でござる」でござるか?
その本はいずれ読みたいと思っているんですよ。
たま〜にTVでも観ていました。
この前の旅行の時に調べたんですが、
東京だと江戸を体験できるような場所があったはず。
束の間タイムスリップ、いいな〜
| 雪芽 | 2006/10/15 11:24 PM |

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