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*「神様の食卓」 デイヴィッド・グレゴリー

神様の食卓
神様の食卓
デイヴィッド・グレゴリー
今日は朝から雪が止むことなく降り続いている。呆れるほどによく降る。外を見ればどこもかしこも真っ白けだ。このぶんだと今年は間違いなくホワイトクリスマスだろう。
クリスマスは言わずと知れたイエス・キリストの生誕を祝う日。ここ日本ではいまの時期、本来の趣旨とははずれたところで、街中クリスマス一色で賑わいをみせている。宗教心より勝れる逞しき商魂だ。
誰かの手元に本の主人公ニックと同じような招待状が届いたとして、嘘でも行ってみようかと思う人間はどれほどいるだろう。イエスの名前は知っていても、どこか自分とは隔絶した馴染みのない人物であると感じながら読んだ本だった。イエスやキリスト教を自分の宗教基盤とする人が読んだら、もっと違ったふうに感じるのかもしれない。

平凡なサラリーマンのニックのもとに、夕食会の招待状が届く。場所は町一番のイタリアン・レストランで、差出人は「ナザレのイエス」を名乗っている。半信半疑のまま招待に応じてみると、現れたのは30代のスーツ姿の男だった。男は優しく深い語り口でニックを魅了し、疲れた心を癒していく。男は本物のイエスなのか?読み手の心まですっとほどいていく不思議なファンタジイ。
「BOOK」データベースより
ディナーの進行とともにイエスと名乗る男とニックの間に宗教問答が交わされる。面白いネタを仕掛けるのが好きな友人達の演出かと思い、疑心暗鬼で男と話すニック。それにしては自分のプライベートなことまでよく知っているようだ。彼は知らず知らずのうちに話に引き込まれていく。
この物語のイエスは話し方は穏やかだし、格別押し付けがましくはないのだが、他の宗教はやんわりと否定、キリスト教徒が起こしてきた争いについては、解釈が間違っているのだとおっしゃる。肝心のことがはぐらかされている気がしてくる。
最後まで読んでも“読み手の心まですっとほどいていく”とはならなかった。

ただ物語の中のニックに関していえば別である。イエスとの出会いでひとりの男の心に安息が訪れたと考えれば、これはまさしく現代のファンタジイなのかもしれない。
美味しいディナーを食べながら、イエスから直接教えを聞く。なんとも夢のような豪華なディナーだ。

もし歴史上の人物と食事をともにすることが叶うとしたら、誰を望むだろう。目の前に出される料理は?

単行本「ミステリー・ディナー」を改題文庫化。

(2006年12月3日読了)
| ファンタジー・童話 | 16:06 | comments(2) | trackbacks(0) | | |

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♯ コメント

ディナーのご馳走がおいしそうでしたね。o(^-^)o私も小説としては今ひとつかな…?と思いました。
| 菱沼 | 2006/12/10 9:17 PM |
こんばんは〜、菱沼さん。
本の帯にあるような“小さな幸せの見つけ方”は結局よくわかりませんでしたが、トルテッリーニサラダって?という食べ物への謎が見つかりました。
| 雪芽 | 2006/12/12 11:52 PM |

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