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*「クリスマスのフロスト」 R.D ウィングフィールド

クリスマスのフロスト
クリスマスのフロスト
R.D ウィングフィールド
ずっと気になっていたフロスト・シリーズを読むと決めていざ本屋へ向う。3冊並んでいる文庫をチェックしてみら、「クリスマスのフロスト」がシリーズ第一弾だというじゃないか。
これは今年もまだ暑い日の出来事。
待ちましたよ、12月がやってくるのを。本の舞台となるデントンも雪。我が街も雪。ちょうど読みごろである。別にうららかな春に読んでも、うだる暑さの夏に読んでもいいわけだけど、やはり「クリスマスのフロスト」は、クリスマスシーズンに読むほうが雰囲気が盛り上がろうというもの。

出だしからいきなり驚かされる。これからフロスト警部とお近づきになろうという矢先の出来事がなんと、なんと!なのである。

ロンドンから70マイル。ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小様々な難問が持ちあがる。日曜学校からの帰途、突然姿を消した八歳の少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けようとする謎の人物…。続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒にして下品きわまる名物警部のフロストが繰り広げる一大奮闘。抜群の構成力と不敵な笑いのセンスが冴える、注目の第一弾。
「BOOK」データベースより
驚くべき結果の次は、原因と経過である。
結果に辿り着くまでに、フロスト警部が越えなければならない事件の山と、書類の山はうんざりするほどのものだった。疲れをしらない仕事中毒のフロストにしてみれば、一番の難敵は机の上に積み上げられた書類のほうなんだろうけど。
書類の整理が苦手で、口は悪く、下品で、時間にもルーズで捜査会議にはいつも遅れてくる、と書くととんでもない男のようだが、実際そのとおりなのだ。ロンドンから赴任早々フロストの下で働くことになったクライブ刑事なんて、振り回されっぱなしだわ、時間かまわず働かされるわで、少々気の毒にも思えてくる。
クライブの目にはどうしようもない上司に映ったフロストだが、時々はっとするような面をみせるのでわからなくなる。事件に対しての感、しぶとさ。これは一体なんだろうと思わせるところが彼にはあるのだ。
すごい切れ者ふうではない。上昇欲もないようだ。お世辞にもかっこいいとはいえない中年男なのに、シニカルな笑いに滲み出る人間臭さが、いつしか魅力的と思えてくるから不思議だ。

デントンで起こるいつくもの事件、署内の人間模様を絡ませながらまとめ上げるところはさすがだ。分厚い本であるのに飽きない。
事件続出でどうしても大きな事件に目がいきがちになるけど、浮浪者サムの身に起こった事の顛末に対するフロストの言葉に、怒りと悲しみが入り混じっているようで、こんなちょっとしたエピソードにも彼の人となりを垣間見る気がした。ただ責めるだけじゃない言葉にも。

ラストのフロストが気になるのはクライブと同じ気持ち。
気になる続きは「フロスト日和」でということに。これがまた厚い本なんだ。

話の中でフロスト警部がよく飲んでいるのは熱い紅茶。いかにもイギリスが舞台らしい飲み物だ。紅茶がやたらと飲みたく思う話でもあった。

(2006年12月9日読了)
| 推理・ホラー・冒険 | 23:22 | comments(2) | trackbacks(1) | | |

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♯ コメント

雪芽さん、メリークリスマス〜★♪

わーー!!フロスト!!大好きなんですよ。
いい味だしてますよね、きっとまわりにとったらすごい迷惑ヒンシュクものな方だと思うのですが、と〜っても人間味があって。
本館のBookShelfのミステリーのコーナーにフロストのページを作っているのですが、そこに娘が彼のイラストを書いてくれたんですよ。良かったら、覗いてやってくださいまし(笑)
他の2作も面白いですよ。
彼の驚異的な体力は、きっと紅茶からもらってる!!と信じています(笑)どんな時でもちゃっかり調達してますよね。
| 瞳 | 2006/12/25 7:42 AM |
瞳さん、メリークリスマス♪

BookShelfのミステリーのコーナー、読んできました。
他のところもいろいろお邪魔しちゃった。
クリスティのにもお茶シーン出てきますね。
クリーンはコーヒーなんだけど、やはりイギリスは紅茶ですね。

フロスト警部は聞き込み先でも上手〜くお茶を調達しますよね。この意味でも凄腕だわと驚きます。
なによりもとにかくタフな男です。
若者のほうが先にくたびれてるようで(笑)
他の2冊もおいおい読んでみます。
お茶と探偵シリーズも三巻目が出ましたね。
読むのいっぱいです。
| 雪芽 | 2006/12/25 11:37 PM |

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