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*「ポプラの秋」

ポプラの秋
ポプラの秋
湯本 香樹実
大切な人を失った時、心の内にとめどなく湧き上がる想いを、どうすればいいのだろう。どこへ託せばいいのだろう。
手紙。
想いは手紙にすればいい。手紙はおばあさんが届けてくれる。

主人公千秋は母からの電話を受け、遠い昔住んだポプラ荘への旅路を急ぐ。父が交通事故で死に、虚ろになった母と日々繰り返される電車ツアーの道すがら、見つけた居場所がポプラ荘だった。
当時、千秋は小学一年生。母と二人、おおやのおばあさんや隣人達と過ごした、三年ほどの短い思い出が綴られていく。
「夏の庭」の著者による文庫書き下ろし。秋になるのを待って読んだ。折りしも今夜は中秋の月。
どこか飄々としてユーモアのあるおばあさんが魅力的だ。

あの世にいる誰かとね、たとい心底繋がってると思ってたって、違うものだよ。手紙を届けてもらえばね。

おばあさんの言葉に、千秋は父への想いを手紙にする。
たくさんの想いを込めた、たくさんの手紙を書いた。
最後にあの世への手紙が意外な展開をみせる。

人は生きていく中で何か錘のようなものを飲み込んでしまう時がある。
その重さに抗おうとして抗いきれず、深い、時の流れない所へ沈んでいきたくなることもあるだろう。
空には一筋の飛行機雲。
千秋はその先を見つめている。
手紙は千秋にも心境の変化をもたらす。

懐かしく優しい香りのする作品だ。
もうひとつ、秋にふさわしく焼いもの香りが鼻を刺激する作品でもある。いまは食欲の秋でもありました。
| ■や行の作家■ | 19:08 | comments(2) | trackbacks(0) | | |

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♯ コメント

ただいまです〜(笑)
雪芽さん、やはりご覧になっていましたか、
この作品(笑)

読書の範囲が似てるのかしら?
って思います。
それって嬉しいものですね。

「ポプラの秋」は、湯本さんにノックアウトされた
作品なんです。
ちょうど、色々と迷いがあった時期に読んだ
こともあって。
文章は暖かさに満ちているのに一本芯が通っていて。

手紙・・・
自分はどんな想いを託そうかしら
| littleapple | 2005/09/21 8:24 PM |
お帰りなさい〜、ってあちらで言いましたね(笑)

読書の範囲、似ているかもしれません。
でも、どんどん更新されていくlittleappleさんのブログを拝見していると、かなりな読書幅の様子。
重なる部分はお仲間発見で嬉しく、違う部分は未知への期待と言うことでこれまた嬉しい。

「ポプラの秋」は主人公が大人になってからの視点もあって、この部分でこちらに訴えてくるものが強かったかな、と思います。

本て読む時期というのも大切だったりするんですよね。
| 雪芽 | 2005/09/23 12:11 AM |

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