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*「溺レる」 川上弘美

溺レる
溺レる
川上 弘美
重ねあった盃。並んで歩いた道。夜が過ぎる部屋。そして、二人で身を投げた海……。時間さえ超える八つの恋ごころを描いた掌篇集

ふとしたきっかけで言葉を交わすようになる。
男と女、男と女であるが故に、距離感が微妙に揺れる。普通の顔見知りというほど薄い空気でもない。身体と気持ちが互いに入り込むほどに濃密でもない。どちらへ傾いてもいいような、宙ぶらりんの空気感にいる男女を描いたのが「さやさや」
あわく内心震えるような空気。男女の間にたちこめる空気のゆらめき。何気ない日常の同一線上に、少しだけ温度が上昇する場面を、物語りとして読ませてくれる。ほんとさり気ないのだけど、好きなところでもある。

ふとした弾みで深い仲になる。
いつしか抜き差しならない関係になっている。深刻で、切羽詰って、ぎりぎりだというのに、場面はどんと重く沈まない。どこか遠くにもうひとつ視点があるような主人公たちだからだろうか。男女の濃い桃色描写も、エロっぽさの上澄みだけをすくい取ったような、まろやかで純度のあるものに感じられる。
7つの恋の情景は淡く、茫洋として、コワサも潜んでいる。考えてみると川上さんの作品は、コワサを含むものが多いかもしれない。

さやさや
溺レる
亀が鳴く
可哀相
七面鳥が
百年
神虫
無明

(2007年4月2日読了)
1999年8月10日発行
文藝春秋
| 川上弘美 | 14:54 | comments(0) | trackbacks(0) | | |

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