本や映画の感想、日々の雑感などを徒然に書いております
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*瞳に映る空の影 みに○通信1997△001

葦の船が波間に揺れている。船には小さな命がひとつ在った。流し去られる命だった。
そのことを感じているのかどうか、二つの瞳はじっと雲の流れを追っている。哀しみが、怒りが、絶望が波のうねりに溶けていった。
 波が大きく隆起する。ヒルコは瞳を閉じた。

 「古事記」、「日本書紀」のイザナギ・イザナミの国生みで最初に生まれたヒルコは、蛭のように足の萎えた不具の子であったともいわれ、葦船に乗せて捨てられる。これには主に「日子」(太陽神)説と、中国南部から東南アジアにかけて分布する兄妹近親婚による異常児出生伝承の系統をひくとする説があるようだ。

 海面は一点のシミもなく、穏やかなリズムでその身を躍動させていた。いよいよもって色は深く濃く青い。ヒルコは……ヒルコは母の羊水から生れ出て、地球羊水である海へと還っていったのだ。
| 本の耳 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) | | |

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