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*「配達あかずきん」  大崎 梢

配達あかずきん
 
 配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)

 大崎 梢
 単行本: 240ページ
 東京創元社 (2006/5/20)



書店ミステリー。
読むと話の中に出てきた他の本も読みたくなってくる。
「いいよんさんわん」―近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。初の本格書店ミステリ、第一弾。
「BOOK」データベースより
図書館とか本屋とか本にまつわるあれこれが出てくる話というのは、本好きな人間にしてみれば、もうそれだけで嬉しくなってしまうというもの。舞台となる駅ビル内の書店はどこの街にもありそうで、身近で起こりそうな話として距離感の近さを感じる設定だ。

ホームズとワトソン、明智小五郎と小林少年、火村と有栖川有栖、犀川と萌絵、名推理を披露する探偵役と読者の疑問を代弁する聴き役として、これまで数々の名コンビが生まれてきているが、この物語では書店員の杏子とアルバイト学生の多絵のコンビが活躍、時にはほろりとする真実を明かしてみせる。

次は収録されている5つの短篇についての感想である。

「パンダは嘆く」
パンダはすぐにわかったんだけどなぁ、パンダは。その先までは思いつかなかった。解けてみればなるほどで、一番ミステリーの謎解きを楽しめる話だった。

「標野にて 君が袖振る」
突然いなくなってしまった母の足取りを求めて店に来た女性。手がかりは『あさきゆめみし』というコミック。これは漫画の内容ともリンクするせつない恋の想いを描いた作品で、最後は意外な展開に。
この話は好きだなぁ。失われても面影を宿したものが残るという、悲しみと幸せが複雑に混ざり合っていて、印象深い。
『あさきゆめみし』は源氏物語を題材にした大和和記さんの漫画だが、すごく好きで何度も読んだものだ。大和さん、確か額田女王と天智、天武天皇の漫画も描いていたはず。

「配達あかずきん」
読んでみるとピッタリなタイトルだ。上手い!勘違いの悪意と長く忘れずに心に止めておいた誠意が錯誤を起こし、あかずきんちゃん危うしとなるのだが。目の保養に男前揃いのバーバー・ハーレムに行ってみたくなる。

「六冊目のメッセージ 」
見知らぬ人に本を選ぶのは難しい。入院中の女性のためにチョイスされた本たちがいいんですよ。受け取るほうも選んでくれた誰かさんのことを想像するわけで、本を通してふたりは会話しているようなもの。ふたりの間には言葉はないけれど、本が多くの言葉を運んでいくところが素敵だなと思える。
ああ、もう夏である。『夏への扉』が読みたくなってくる。

「ディスプレイ・リプレイ」
好きだから…、ファン心とは複雑である。

このシリーズは続きもあるようなので読んでみたい。

2008年5月10日読了
図書館本
| ■あ行の作家■ | 14:37 | comments(4) | trackbacks(2) | | |

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♯ コメント

もしかして自分の知ってる本屋さんがモデルじゃとか私も思ってしまいました。大崎さんの最新作は同じ本ミステリーでも出版社営業の話らしいのですが、もしかしてこの作品に出てきた人だったりしてと、少し期待してます。
| たまねぎ | 2008/06/12 1:13 AM |
たまねぎさん、こんばんは。
最新作ではあの彼が登場なんでしょうか。
爽やか青年だし、本の好みも合うし、楽しみです。
その前にこの作品の続きから。
| 雪芽 | 2008/06/13 5:15 PM |
雪芽さん、こんばんは(^^)。
本好きにはたまらない、本屋さんミステリーでしたね♪
杏子さんと多絵ちゃんのコンビが、かわいらしくて好きです。ほっこりします〜。
私も、これからのシリーズがとても楽しみです。
| 水無月・R | 2010/01/27 10:39 PM |
水無月・Rさん、こんばんは。
本屋とか図書館に行くと、ここが自分の家なら…なんて妄想が一瞬過ぎったりします(笑)
そんな読書好き垂涎の本屋でのミステリーですから、こりゃもうたまらんというもの。
本屋探偵コンビがいい味。
しっかり者の杏子さん、鋭い推理に若さいっぱいの多絵ちゃん、ふたりのコンビにこれから先はどんな事件が待っている?とシリーズの続きが楽しみですね〜
| 雪芽 | 2010/01/28 8:02 PM |

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配達あかずきん  大崎梢
東京創元社ミステリ・フロンティアから『配達あかずきん』です。 成風堂書店に勤める木下杏子。仕事熱心でしっかり者の彼女がアルバイトの多絵ちゃんと、本が絡んだいくつかの謎を解いていくお話です。 『パンダは囁く』 ある日、一人の男性客が申し訳なさそうに
| 今更なんですがの本の話 | 2008/06/11 11:49 PM |
『配達あかずきん』〜成風堂書店事件メモ〜/大崎梢 ◎
先日『片耳うさぎ』を読んだ時、皆様に大崎梢さんなら、「成風堂」シリーズ』がいいよ〜とお勧めいただきました。 そのシリーズ1作目が『配達あかずきん』〜成風堂書店事件メモ〜です。うん、確かにコレは当たりですねぇ!すっごく面白い。本屋さんがらみで、色んな事
| 蒼のほとりで書に溺れ。 | 2010/01/26 11:21 PM |
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