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*「決断力」  羽生 善治

決断力 (角川oneテーマ21)images
 
 決断力

 羽生 善治
 新書: 201ページ
 角川書店 (2005/07)



プロ棋士と聞くととても特殊な職業に思える。
81マスの将棋盤を間に挟み対峙するふたりの棋士。勝負は2日間に渡っての長丁場となることもある。棋士の静、盤上の動。一見ただその場に座しているだけのようだが、消耗度は驚くほど激しく、一局終えた後には体重が2,3キロと減るものらしい。己だけが頼みの厳しい勝負の世界に身を置く、プロ棋士羽生善治が将棋を通して語る言葉は、将棋という特殊性を離れ、仕事の場など様々な場面で充分生きるのではないかと思った。
勝負の分かれ目にある集中力と決断力。勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?数多くの勝負のドラマを体験してきた著者が初めて書き下ろす勝負の極意を公開する。
出版社 / 著者からの内容紹介


羽生さんは10代の頃から才能を注目されていた天才棋士であるし、20代では7冠全冠制覇という前人未到のことを成し遂げた人である。若くして天才性を発揮する人間は多くいる。しかし、維持することは難しい。本を読んでいると、その柔軟な思考に驚くのだ。
先入観や常識に囚われない。特異な形に逃げない。失敗の中にも発見することの楽しさ、面白さを見い出す能力。勝負の世界は常にプレッシャーの連続であるだろうに、自分の状況を冷静に俯瞰している。文章の至るところに将棋好きの顔が覗く。

今年の2月、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で羽生善治の回の再放送があった。視聴者の要望に応えてのアンコール放送だそうだ。35歳の頃の羽生さんである。ちょうど本書が出版されたのと同じ頃だ。好きな言葉にあげた「玲瓏」、才能とは継続する力であるということなどが共通して語られている。
継続する力を持ち続けているからこそ、現在の活躍があるのだろう。どんなに簡単で単純なことでも継続するのはたやすくない。三日坊主という言葉に親近感を抱く自分としてはなおそう思う。
番組での羽生さん、対局中の様子が目を引く。けっこう動きが多い。髪の毛をクシャクシャとする。両手を頬にあて(なんだかとっても乙女なポーズにみえる)一心に手を読む眼鏡越しの瞳が忙しく盤上を行き来する。観ていて飽きない。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」を観てから、将棋は再マイブームになっている。自分で将棋を指すわけではない。将棋関連の本をずいぶんと読んだこともあったが、人間模様のほうが面白かった。結局のところ最大の興味は人間にあるのかもしれない。

2008年5月24日読了
| 将棋関係の本 | 16:11 | comments(2) | trackbacks(2) | | |

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♯ コメント

雪芽さんこんにちは♪
羽生さんは直感のことをとてもしっかり勉強されていて、心理学でいうところの「適応性無意識」(つまり直感)を無意識でうまく使われているようです。
もしご興味があれば「第1感」という本がありますのでよければどうぞ★
一度はまるとなかなか興味深くて抜け出せません(笑)

ところで蒲公英草紙が文庫になったのですね?(左のサイドバーを見ました)
単行本の未読、もっと文庫になってほしいです!!
| やぎっちょ | 2008/06/08 7:43 PM |
こんばんは、やぎっちょさんもこの本読まれていたんですね!
羽生さんに対する興味から読みましたが、直感、リスク、情報の取捨選択など、様々な状況に望む時の姿勢が窺えて、興味深かったです。

蒲公英草紙の文庫は表紙買いでした。
一面の蒲公英の海〜(好き)
どんどん文庫になっていって欲しいですね。
| 雪芽 | 2008/06/09 10:25 PM |

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決断力 羽生善治
決断力 ■やぎっちょ評価コメント 将棋会の天才棋士の著者。特に本の前半は読み応え抜群。学び量多し。勝負、直感、集中力、捨てる情報、才能、などでカテゴライズし著者の言葉で、著者の経験を併せて、著者の理論を語っている。どこかで聞いたことのある、成功して
| "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!! | 2008/06/08 7:46 PM |
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