本や映画の感想、日々の雑感などを徒然に書いております
ネタバレもあるので未読の方はご注意ください
<< May 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
RECOMMEND

 極北ラプソディ 

  
読んだり観たり
雪芽さんの読書メーター 雪芽の最近読んだ本 雪芽さんの鑑賞メーター 雪芽の最近観たビデオ
読みたい!聴きたい♪
Blog散歩道
今年読んだ本
将棋○名人戦・順位戦●
≡ SPONSORED ≡
<< 「ロードムービー」 辻村深月 | main | 2008年本・漫画・映画etc >>

*スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | | |

*「美女と竹林」 森見登美彦


森見登美彦
光文社
¥ 1,680
(2008-08-21)
かつてこれほどに竹林への愛を滔々と語る男がいただろうか。
語るのみならず、友人明石氏を無理矢理誘い出し、編集部の面々を伴い、伸び放題好き放題気儘勝ってにやってる竹林に秩序をもたらすべく、労力を捧げる森見氏なのである。

これって所謂エッセイなのだよね?
美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。
「BOOK」データベースより
 クリスマスにも竹林が似合う、と森見氏が思うかどうかは別として、年も師走になだれ込み、イルミネーションで街がクリスマスの賑わいをみせる今頃に、竹林の話題は季節はずれの感が拭えない。クリスマスにはモミの木、正月は松飾というのが世の中の定番、季節のイベント必須アイテムなのは重々承知。
とはいえ、忘年会の酔っ払いだ、クリスマスのきらきらだ、ジングルベルだなんてのを横目に、竹林に思いを馳せるのも風流。ただしだ、この本の竹林語りが風流かといえばそうでもなく、至るところニョキニョキと孟宗竹ならぬ妄想竹が生えるのが森見氏らしいところだ。
なんたってMBC、モリミー・バンブー・カンパニーの成功と衰退にまで及ぶ、壮大な妄想には笑うしかない。竹ひとつで妄想は世界にまで広がっていくのだ。

これはほんとにエッセイなのか?
竹を語る、竹を刈る、それだけのことなのになんとはなしに面白く感じるのはなぜか。竹を愛する森見氏という男が主人公の物語としても読め、エッセイまでが既読の作品と同じ色合いを帯びて、クスっと笑えてしまう。。
竹林を思い抱きつつも、作家稼業が忙しくて募る思い、世に出した作品がどんどん売れて喧騒に放り込まれる生活の変化、竹林伐採作業のヘタれぶり、森見ワールドにハマった読者なら楽しめるのではないだろうか。

憧れの美人女優との対談はあるが、「美女と竹林」となっている割に美女の登場は少なくないのではないか。それでもよいのだ。美女と竹林は等価交換なのだそうだから。
俺は嫁を大事にする男だからという友人明石氏、お嫁さんはみつかったかな。
歯ごたえのあるケーキもモグモグしながら食べてみたい。

2008年10月25日読了
| 森見登美彦 | 21:34 | comments(6) | trackbacks(2) | | |

*スポンサーサイト

| - | 21:34 | - | - | | |

♯ コメント

藍色さん、こんばんは(^^)。
モリミーの妄想大炸裂、素晴らしかったですねぇ(笑)。自虐オチな所がとても・・・。
机上の竹林(in三角フラスコ)が欲しくなりました。
モリミーファンなら、是非読んで笑い転げたくなる作品ですよね♪
| 水無月・R | 2008/12/15 10:06 PM |
水無月・Rさん、こんばんは。
え〜と、私に頂いたコメントとしてお答えしていいんですよね?^^;

妄想炸裂で楽しかったですね。自虐オチ、ヘタレなところがいかにもモリミーらしくて、いいなぁって思っちゃいました。
あの机上竹林は欲しくなる逸品ですね。ぜひに!
| 雪芽 | 2008/12/21 8:43 PM |
ぎゃ〜〜!!ごめんなさいッ!
お名前を間違えるなんて、なんて失礼な私・・・・!
も・・・申し訳ありません・・・m(__)m。
お許しくださいませ・・・。
| 水無月・R | 2008/12/21 10:06 PM |
水無月・Rさん
いえいえどういたしまして。
いつもTB、コメントありがとうございます(感謝、感謝)
今年は更新滞りがちでしたが、来年はもうちょっとがんばって更新して、水無月・RさんのブログにTBしにいけるようにしたいものです。
これからもどうぞよろしく!
| 雪芽 | 2008/12/25 10:23 PM |
雪芽さん、こんばんは。
なんだか雪芽さんのレビューも文士口調がうつっていらっしゃる感じがして、うふふ♪と笑いながら読ませていただきました。
私は今年こそ、「嫁を大事にする男の人募集」とか「当方、夫を大事にする女」とか、竹林に貼紙をしに行くことを検討しようかと……。
| 香桑 | 2009/01/02 11:24 PM |
香桑さん、こんばんは。
ふふ、すっかり森見色に染まってしまいました。
懐かしさを感じる文体はハマります。
いいですねぇ、その貼紙のアイデア。
私も……、と思ったけど竹林がない、ない、ない。

| 雪芽 | 2009/01/04 10:15 PM |

♯ コメントする









コメントをプレビューする?
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。


♯ この記事のトラックバックURL

♯ トラックバック

『美女と竹林』/森見登美彦 ◎
これをエッセイと言うべきか否か、非常に迷うところではある。 ・・・だってさ〜。森見登美彦さんの妄想大暴走で、事実を綴ったものとは言い難いではないですか(笑)。虚実入り交じりとは、この本のためにある言葉ではないかと思うことしきり(^_^;)。 大体タイトルに
| 蒼のほとりで書に溺れ。 | 2008/12/15 10:02 PM |
美女と竹林
 森見登美彦 2008 光文社 入院初日。とりあえず、一冊読了。 「洛西」はラク
| 香桑の読書室 | 2009/01/02 11:19 PM |
ABOUT
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
TRACKBACK
ありがとうございます
COMMENTS
ありがとうございます
LINKS
MOBILE
qrcode
OTHERS