本や映画の感想、日々の雑感などを徒然に書いております
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*「天使の歩廊ーある建築家をめぐる物語」 中村 弦

建物は人が住むだけの入れ物なのか。住む者の想いを入れる器でもあるのじゃないか。他はどうであれ、泉二のつくる建物はこの世のものでありながら別の場所に存在している。
別の場所とはどこか。
本を読むうちにどこか見知らぬ場所に踏込んでいくような幻惑をおぼえた。

その男がつくる建物は住む人の心を狂わせる
時は明治・大正の御世。孤独な建築家・笠井泉二は、依頼者が望んだ以上の建物を造る不思議な力を持っていた。老子爵夫人には亡き夫と過ごせる部屋を、へんくつな探偵作家には永遠に住める家を。そこに一歩足を踏み入れた者はみな、建物がまとう異様な空気に戸惑いながら酔いしれていく…。日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

 主人公笠井泉二の持つ謎めいた雰囲気、彼が建てる建物への興味に惹きつけられ読み進める。読ませる力のある上手い文章を書くと思う。これがデビュー作だというのだからこの先も期待してしまおう。
明治から大正へかけての時代が持つ香りがロマンチック。とはいえ戦雲の影もみえるのだが。
彼がつくる建物や見る夢、子どもの頃からいつも泉二には天使のイメージがつき纏う。それがいよいよ倫敦での驚くべき体験として物語られるあたりで、自分は何を読んでいるのだったかなと戸惑う。日本ファンタジーノベル大賞受賞作だと気づいてああそうだったと頷く。なんだか夢で天使にうなされそう。
笠井泉二は何者か。
自分の使命を知るために、時に残酷な現実が用意される。硬軍Δ療圓任呂修鵑憤イ靴げ甬遒盡譴蕕譴董謎多き泉二の輪郭が少し濃くなる。

掬澆陵曚量親になると現れる現象が幻想的で美しく、それこそ光溢れる情景で素敵だなと思った。これは現実にあってもいいな。

ー明治十四年ー
掬澆陵
脅鳴館の絵
轡薀咼螢鵐麹遥
言戎渕爾量
硬軍Δ療
宰困貔
ー昭和七年ー

2009年1月29日読了
| ■な行の作家■ | 22:58 | comments(2) | trackbacks(1) | | |

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♯ コメント

いったい、笠井泉ニとは何者なんでしょう?
そして他にどんな建築物を生み出したのでしょう?
もっと知りたい!と思う内容でとても魅力的でした。
| エビノート | 2009/02/04 7:57 PM |
エピノートさん
笠井泉二と天使の関係が謎です。
彼の設計する建物も謎です。
もっと知りたくなりますね〜
ミステリアスで幻想的な雰囲気がいっぱいでした。
| 雪芽 | 2009/02/04 8:40 PM |

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| まったり読書日記 | 2009/02/04 7:55 PM |
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