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*観る・キッチン・ストーリー

印象自体は淡々としてどちらかといえば地味。ところがふとした折にもう一度観たいという思いが湧きあがってくる映画がある。何度となく。
きっとこの映画も忘れているようで忘れられない映画になりそうだ。

1950年代、スウェーデンの家庭研究所では独身男性の台所での行動パターンを調査することになった。車にトレーラーハウスを繋げた調査隊の列が国境を越え、調査対象の住むノルウェーの田舎町へ向かう。自国ではなくなぜお隣の国へわざわざという疑問はおいておくとして、調査員フォルケと年老いたイサクとの奇妙な日々が始まる。
調査には対象者と言葉を交わしてはいけない、生活に干渉してはいけないなどのルールがあった。スウェーデン人のフォルケとノルウェー人のイサク。国も年齢も違うふたりの交流を、ユーモアを交えて描いたちょっぴりせつない作品。
そこにいるのにお互い無言のよそよそしい空気の中で、普通に生活しろといわれても困惑ものだ。この気詰まりな雰囲気どうする。どうなる。

一杯のコーヒー、一本の葉巻、ひと言が二言三言になり、徐々に友情とおぼしきものが芽生えていく変化を演じるふたりの役者の表情がいい。
厳しい顔からどんどん笑顔が増えていくイサクとは対照的に、ふたりの様子を見守るイサクの友達の表情は曇りがちに。彼の心情も理解できなくはない。夜道をとぼとぼ引き返していく手にあったあの箱の中身を思うとせつないなぁ。
北欧の白い冬景色、淡々と進むストーリー、画面は寒々と冷えていても伝わってくるのは、人と人が孤独のうちにみつけた友情の温もりだった。

そうだ!調査研究よりもっと大事なものがある、いいぞフォルケ!とその行動に快哉を送った直後の突然の悲しみ。不意打ちだ。ぐっと胸を突かれて涙する。ああ〜!仰々しく押し付けてこない淡々とした演出ではあるが、余計心に残る。

ラストもいいですねぇ。ストーリーの余話というよりは、新しい季節、新しい人生の始まりを向える期待感が、画面いっぱいに広がって見えた。電話のベルの使い方も心憎い。よかった。

 監督:ベント・ハーメル
出演:ヨアキム・カルメイヤー トーマス・ノーストローム
2003年
ノルウェー・スウェーデン

2009年4月20日観る
| 映画・海外 | 16:23 | comments(2) | trackbacks(1) | | |

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♯ コメント

雪芽さん☆この映画大好きです〜!(^o^)/
あんな風に観察されたらドキドキしちゃいますよね。
無口なおじさんたちが、段々可愛く思えてくるのが不思議でした。
| Roko | 2009/05/08 10:34 PM |
Rokoさん、こんばんは。
何気なく観た映画ですが、いや〜よかった!!
観察する側が観察されていたり、風変わりな設定からくるユーモアがいっぱいです。
おじさん達がかわいいんですよね。
お気に入りの映画リストに追加です。
| 雪芽 | 2009/05/10 10:38 PM |

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映画「キッチン・ストーリー」
キッチン・ストーリーposted with amazlet on 04.08.2
| Roko's Favorite Things | 2009/05/08 10:18 PM |
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