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*観る・Sweet Rain 死神の精度

 金城武さんにはつい先日もお会いしたばかり。とはいってももちろんご本人にではなく、映画館のスクリーン上、諸葛孔明にである。智略の天才軍師・孔明と死神・千葉、設定はまったく異なるものの、ちょっとユーモラスでおちゃめな(高名な軍師さまにこの表現を使ってもいいものか悩むが)部分が垣間見えて、金城武の笑顔に軽くノックアウトされそうになった。

映画の原作は伊坂幸太郎の『死神の精度』
好きな作品の映画化というのは複雑なものがある。本に対する思い入れの深さに比例して、映像として視覚化された作品を観る目も厳しくなってしまうからだ。果たして映画のほうの『死神の精度』は、挿入されるファンタジックな映像、死神と人間の間の認識の微妙なずれから生じる笑い、ラストシーンと、原作の持ち味を生かした上手いつくりで最後まで飽かせず、面白い作品に仕上っている。
とにかく金城武の死神がキュート。『ジョー・ブラックをよろしく』のブラッド・ピットが演じた死神がそうだったように、いい男が演じる死神は素敵だ。

与えられた期間は7日間。死神は対象者に「実行」か「見送り」かの判断を下す。「実行」、それは死を意味する。
「死についてどう思う?」
死神・千葉は毎回対象者に問う。
仕事をする時はいつも雨。雨に降られ続ける千葉が最後に見た空の色は?
死は特別なことじゃない。でも、人にとって死は大事なこと。齢を重ねたかずえがみせる清々しさと言葉の重み。死神でさえ敵わない。死ある人間だからこそ至る思いだ。

監督:筧昌也
出演:金城武 小西真奈美 富司純子 光石研 石田卓也
2008年3月
日本

2009年5月16日観る

本の感想は↓こちら
『死神の精度』 伊坂幸太郎

| 映画・国内 | 23:56 | comments(5) | trackbacks(1) | | |

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♯ コメント

おおっ、ご覧になりましたか。それはそれとして、金城さんにお会いしたばかりに、ええっ!?と一瞬なってしまいましたよ(笑)。
さて、この映画は原作の良さを十二分に分かった上で映像化されているなあと思いました。そこから更に踏み込んだラストというのがまた良かったです。
| たまねぎ | 2009/05/18 12:54 AM |
たまねぎさん、こんばんは。
ちょっとどっきりしましたか?(笑)
思い描いたとおりの反応をして頂けるとは嬉しいですねぇ。
伊坂さんの本はいくつか映画化されていますが、観たいと思いつつ観てなくて、やっとです。
ひとつひとつの完結したエピソードと、年月を経て辿り着く大きな流れの着地が上手くまとまっているなと感心しました。
| 雪芽 | 2009/05/18 10:48 PM |
雪芽さん、おはようございます。
映画もご覧になったのですね〜(私もお会いした・・にびっくり〜笑)
この作品、私まだ映画を見てないのですよ。
でも雪芽さんの感想を読んだら借りて来なくちゃ!!って思いました。
原作の死神のイメージは、私の中では蔵さん(佐々木さん)なのですが、金城さんの死神もチャーミングで楽しみです。

そうそう、「かもめ食堂」の記事も読ませていただきました。
この映画の雰囲気、空気、とってもいいですよね。大好きな作品です。
コーヒーのシーンも・・今でも入れる時におまじないを唱えてしまいます(笑)
| | 2009/06/03 9:39 AM |
ごめんなさい。
名前を入れたつもりが・・。
↑のコメントは、私です(汗)
| 瞳 | 2009/06/03 9:40 AM |
瞳さん、こんばんは。
スクリーン上でなら憧れの俳優さんにも会える。
これが映画のいいところですね。
ああ、でも生に勝るものはないのでしょうけど。
金城さんの死神がとぉ〜ってもチャーミングだったんですよ。
でも、佐々木蔵之介だんの死神もいいですね!
想像してみたらなかなかハマってます。

「かもめ食堂」の空気感大好きです。
コーヒーのおまじない、あれもいいですね。
紅茶はなにかおまじないないのかなぁ。

前に瞳さんが本の感想に取り上げていた「パフューム」の映画DVDも借りてあるんですよ。
これ観るのドキドキするなぁ。
今年は映画も(DVDだけど)どんどん観る予定です。
| 雪芽 | 2009/06/04 8:34 PM |

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映画:『Sweet Rain 死神の精度』
伊坂幸太郎の原作だったことと、金城武主演ということで観てみた。 伊坂幸太郎はわりと好きな作家さんで3冊くらい読んだことがある。 だけど、この「死神の精度」については読んでいない。 伊坂作品は物語の構成力がとても魅力的だと思う。 この映画でも、3本のオムニ
| 本と映画と音楽と… | 2009/05/17 9:12 PM |
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