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*「花々」 原田マハ

原田 マハ
宝島社
¥ 1,260
(2009-03-04)

『カフーを待ちわびて』、『キネマの神様』に続き、原田マハさんの本はこれで3冊目になる。今年になって読んだ『キネマの神様』がとても心揺さぶられた作品だっただけに、自分にとっては注目度の高い作家であり、読んでみたいと強く思わせてくれる作家のひとりである原田ハマさん。

そんな原田さんの『花々』を読んでみた。

明青と幸が出会ったとき、島では何が起こっていたのか。ダイバーズショップの純子、明青の初恋の女性、成子。さまよえる花々の、美しくも儚い島物語。『カフーを待ちわびて』から3年。奄美諸島の小さな離島を舞台に生まれた感動のサイドストーリー。 
「BOOK」データベースより」
遠く故郷を離れ沖縄の小さな島のダイバーズショップで働く純子。
それとは逆に島を離れ都会で生きる成子。
ちょうど島がリゾート開発に揺れる頃出会ったふたりの女性を中心に、美しい花々の逸話に寄せて紡がれる連作短編集なのだが、登場する女性達の境遇はそれぞれでも、自分なりの生き方を求める姿に共感する。

「安住」の地はどこにあるのだろう。風に吹かれゆらゆらと運ばれてゆく花の種。根を張り花を咲かせる場所を模索する女性達。
ひとつひとつの短編を読み終えるごとに、感情がわずかに波立っていく。
寄せては返す波の音。
最後に大きな変化をむかえる純子と母の関係も、連作短編を繋ぐもうひとつの物語として感動を呼び起こす。あとになって何気ない言葉が忘れ難いものとして甦ってくる、喪失と引き換えに言葉に命が宿る、最後の短編はその一瞬がどうしようもなくせつなくて、哀しかったのだ。
子どもを思う親の気持ちはあとから沁みるものなのかもしれないとしみじみ思う。

『カフーを待ちわびて』の明青と幸の気になるその後もちらっと描かれている。

それでも生きていく。
だから生きていく。
活き活きとして明るいラストも心地良かった。

2009年7月1日読了
| 原田マハ | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) | | |

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