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*龍が舞い降りた

 夕闇に雨が落ちる。やがて雨の音はヴァイオリンの響きに変わる。



札幌コンサートホールKitaraの「五嶋龍ヴァイオリンリサイタル2009ジャパンツアー」に行ってきた。TVなどでは聴いたことがあるが生で聴くのは初めてのことだ。というよりヴァイオリンのソロコンサート自体が初になる。オーケストラや室内楽四重奏、あるいはピアノソロなら聴いたことがあるのだが、ヴァイオリンソロの生ってどんな感じだろうとわくわくした気持ちで会場へ向かう。

夕暮れ時、雨に濡れる木々の間を抜けると、そこだけぽっと明るく浮ぶKitaraが見えてきた。すでに開場待ちの人でいっぱいだ。日本でのコンサートは3年ぶりということで、待っていたファンも多いのだろう。
一緒に聴く友達と会うのはしばらくぶりのこと。互いに近況を報告し合う。
 演奏が始まる。
ベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 op.24「春」
J.S.バッハ、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
見ていると五嶋龍は演奏しながらよく動く。楽器を奏でる上半身は言うに及ばず、足も時にはステップを踏むように曲線的な流れにのって、全身で曲を奏でているみたいに軽やかだ。
対照的に音に聴き入るように静まり返る客席、まるで時間を失ったかのようだ。
1曲終るごとに盛大な拍手。

2曲終って休憩。

ミルシュタイン、バガニーニアーナ
サン=サーンス、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ニ短調 op.75
前半よりも後半2曲はより集中して曲に引き込まれる。
ヴァイオリンの音って思った以上に柔らかくて耳に心地良い。
演奏後拍手が鳴り止まずアンコール。
ヴァイオリンソロでバガニーニ、ゴッド・セイブ・ザ・キング変奏曲
左手のピチカートではちょっとどよめきも。盛り上げますねぇ。
拍手が尽きず再びアンコール曲へ。
サン=サーンス、序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
この曲好きだなぁ。

アンコール含め6曲。後半にいくほどステージと客席が一体になっていくみたいで、長いはずの時間があっという間に過ぎていった。
力強い拍手とブラボーの声に包まれての終演。

コンサートの余韻が残るまま1階ホールでのサイン会に。
すでに長蛇の列ができている。会場でCDかDVDを買った人へのサイン会なのだ。ソロのリサイタルなのでこういうサイン会があるのだろうか。思ってもみなかったことなのでなにか得した気分。
ひとりずつサインと握手。
途中小さな男の子から「龍君がんばって〜」の声援が飛ぶ。
最後のひとりが終ると残って見守っていた人たちから労いの拍手が起こった。
そして、たぶんさっきの男の子だろう、「龍君、お疲れさま〜」
声を掛けられた五嶋龍君、男の子の頭を笑顔でくしゃと撫でて去っていった。ステージ上で見せる顔とは違い、21歳のどこにでもいる青年の顔だった。
この日の演奏自体も勢いがあって明るい印象。
初の生ヴァイオリンも満喫したし、サインと握手もできたし、かわいい声援をおくった男の子のおかげで和んだし、ほんとうに楽しい満ち足りた思いで夜の街へ溶け込んでいく私たちの後ろ姿だったろうと想像する。
| 365分の1ーもの想う日々 | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) | | |

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