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*「しゃばけ」

しゃばけ
畠中 恵
妖怪ものに興味をそそられる、和風もたまにはいいね、ついでにちょっとした謎解きがあって、疲れた時にも重くなり過ぎず楽しめる、そんな本をお探しのあなたには、それは他でもない自分のことでもあるのだけど、まさにうってつけの一冊といえるのがこの本。
畠中恵の「しゃばけ」シリーズ第一弾、第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品でもある。
廻船問屋兼薬種問屋長崎屋は江戸でも有数の大店。
その大店の若だんな一太郎は、役者なら千両も稼げるほどの17歳の美少年。と聞けば、さぞや巷の江戸娘の口を賑わしているのだろうと想像するところだ。
しかしながら一太郎、小さい頃からめっぽう身体が弱く、日長布団の中で過ごすことも多い暮らしぶり。自由に外出することさえままならない身だ。若だんなの話題が江戸の町の人々の口にのぼることがあるとすれば、病弱な一太郎にふた親が示す砂糖菓子より甘い態度のほうだった。
そんな病弱な若だんながこっそりひとりで他出し、殺人事件に出くわしたことから、出生の秘密も絡んだ騒動へと話は進んでいく。

一太郎の周りにはあたりまえのように妖(あやかし)が存在した。
5歳の頃からずっと、助さん格さんのように側に付き従う手代の佐助と仁吉(にきち)の素性はといえば、犬神と白沢(はくたく)という妖。小鬼の鳴家(やなり)に付喪神の屏風のぞき。事件探索には数々の付喪神など妖が活躍する。
なぜ一太郎がこうした妖達に守られているのか、殺人事件への謎解きの一方、一太郎自身が抱く己への謎にも興味を引かれつつ読んだ。

また、面白いのは身体の弱さとは相反し内面的強さを見せる一太郎の性格づけや、人とはずれた感覚の妖達の言動だったりする。とくに佐助と仁吉は間違っても怒らせたくない相手だ。

自分の存在意義をかけて“なりそこない”と対峙し、少し成長した感のある一太郎や佐助と仁吉のその後が気になる。嬉しいことにシリーズ第二弾「ぬしさまへ」も文庫化されており、さらに嬉しいのはいま手元にあることだ。
| 畠中恵 | 18:10 | comments(6) | trackbacks(3) | | |

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♯ コメント

こんばんわ〜
TB&コメントありがとうございます♪

それにしても。
良いなあ…。
(∇〃)。o〇○ポワァーン♪

「ぬしさまへ」が手元にあるとかって。
自分は図書館の借り物だから、自分のものではないんです。返さなくてはならないから(笑)。
でも、所有欲がすごくそそられました、この作品。
畠中さんが書いた本を全部読んでみたい〜って。
( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

前にもちらっと言ったかも〜ですけれど、
雪芽さんの退屈姫シリーズのレビューを拝見していたら、時代小説を読みたくなって、それでこの作品を読んだんです。
ずっと積読本になってたというのもあって。

「身体の弱さとは相反し内面的強さを見せる一太郎の性格づけ」
面白さに引かれてぐんぐんと読み進めてしまったけど、
こういった部分に面白みが隠されていたのかなって、
レビューを拝見して、目から鱗が落ちました。

繰り返しになってしまうけど、いつもありがとうございます。
TBさせていただきますのでよろしくお願いします。
| littleapple | 2006/02/06 11:36 PM |
こんばんは。
「ぬしさまへ」も面白かったです〜
このシリーズすごく好きです。
ほんとのところ所有する本は増やしたくないんです。
数年前に蔵書のほとんどすべてを、古本屋にお引取り頂いたのに、最近気がつくと1冊、2冊と増え続けている。
カフカ少年のように図書館に住めればいいのになぁ。

「しゃばけ」は積読本だったんですね。同じだ(笑)
読みたいと思った時が、自分にとっての旬なんでしょうね。

こちらこそ、いつもlittleappleさんのTB&コメントが励みになっているんですよ。
これからもどうぞよろしくお願いしますね。
| 雪芽 | 2006/02/08 11:12 PM |
「しゃばけ」いいですよね〜。
「身体の弱さとは相反し内面的強さを見せる一太郎の性格づけ」
そうそう、そうなんですよね、坊ちゃまの強さ。
そしてそんな彼を見守る妖のものたちの、感覚のずれ・・がまたなんともいえませんよね(笑)
登場人物たちがとても魅力的で、これを読むと絶対続きが読みたくなりますね。雪芽さんも早速「ぬしさまへ」も読まれたのですね。
文庫はここまでなんですよね・・私も3作目が早く読みたいのですけど・・
佐助と仁吉に守ってもらいたいなあ、私も(笑)絶対敵にはしたくない二人です。


| 瞳 | 2006/02/13 11:52 PM |
瞳さん、こんばんは。

ボディガードとしては最強かもしれませんね、このふたり。
番犬にもいいかも、なにしろひとりは犬神です。
この辺で止めておかないと手代コンビが怖い(笑)
「ぬしさまへ」も読んでしまったし、早く次を文庫にして欲しいところですよね。文庫待ちは辛い。


| 雪芽 | 2006/02/15 9:05 PM |
こんにちは♪
こちらの記事にTBさせていただきました。
若だんなはじめ、キャラがみないい味を出してますよね。
私は特に仁吉と(ただイケメンに弱いだけ!?)、
ぶきっちょながらも毎日せいいっぱい菓子作りに励む栄吉が
お気に入りなんです。
みんな若だんなへの"情"(愛…というより江戸風に情!!)にあふれ、
読んでいてあたたか〜い気分になれました。
続きも気になる気になる…
| Rutile | 2007/01/09 9:54 PM |
こんばんは、Rutileさん。
出てくるキャラがみんないいですよね。
仁吉はもちろん好きですよ〜
強くてイケメン妖しは無敵です(笑)
栄吉も応援したくなりますね。
頑張ってもどうしても上達しない腕がつらいな。

お江戸風にいうならやっぱり情ですね。
情にほろりときて、情が温かくて。
続きも面白いですよ!


| 雪芽 | 2007/01/10 10:27 PM |

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