本や映画の感想、日々の雑感などを徒然に書いております
ネタバレもあるので未読の方はご注意ください
<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
RECOMMEND

 極北ラプソディ 

  
読んだり観たり
雪芽さんの読書メーター 雪芽の最近読んだ本 雪芽さんの鑑賞メーター 雪芽の最近観たビデオ
読みたい!聴きたい♪
Blog散歩道
今年読んだ本
将棋○名人戦・順位戦●
≡ SPONSORED ≡
<< 「しゃばけ」 | main | 「ぬしさまへ」 畠中 恵 >>

*スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | | |

*「フロイト1/2」

フロイト










川原 泉
果して夢とはいかなるものか。
夢の中で会ったなら、忘れずに覚えていてくれるだろうか。

精神分析学の創始者で、一般向け書籍としては文庫にもなっている「精神分析入門」、「夢判断」などでも馴染み深いジークムント・フロイト博士。その名前を聞いてまず思い浮かべるのは、よく写真で目にする厳しい表情だ。
いかにも高名な学者然とした威厳ある雰囲気が全体から滲み出ている。冗談でも言おうものならひと睨みされるに違いない、間違っても冗談は止めておこうと思える人物像。
ところが川原泉の手にかかると、厳しい顔のフロイト博士もとたんに、寒いジョークを連発する面白いおじさんに変身してしまうことになる。

あの世へいったフロイトおじさんはどうしているかというと、夢の世界で提灯を売り歩いていた。その名も風呂糸屋。
見える者にしか見えない風呂糸屋のフロイトから、夢の提灯を買ったのは8歳の女の子梨生と大学生の弓彦。フロイトが初めて自分で作ったという東西ふたつでワンセットの提灯を、ひとつずつ分け合うふたり。東の提灯は弓彦、西の提灯は梨生のもとへ。
夢提灯を分け合うということは、ひとつの夢の世界をふたりで共有するということを意味していた。

10年後に再会するふたり。
ゲームソフト会社の社長となっていた弓彦は、金、金、金の金第一主義者になっていた。ひょんなことから弓彦の会社でアルバイトすることになる梨生。
ふたりは10年ぶりに夢の世界でも再会し……

弓彦が金第一主義者になったのにも訳があり、いつもボ〜っとした感じの梨生にしても辛いものを背負っている。
ちょっと訳ありのふたりが共有する夢の世界。
内にある切なさや精一杯さを描きながら、川原泉の描く世界はあくまでも温かい。心に染みてくるのに、読んだ後ふわっと元気が湧いてきて、ふふっと笑いも零れてくる。

この漫画を読んだら、もぎゅもぎゅっと肉まんが食べたくなってしまった。肉まんだけじゃない、ゆで卵もおでこで割って、もぎゅもぎゅっと食べたくなってくる。

表題作の「フロイト1/2」の他に、初期の作品6編も収録。
| 漫画 | 21:04 | comments(0) | trackbacks(0) | | |

*スポンサーサイト

| - | 21:04 | - | - | | |

♯ コメント

♯ コメントする









コメントをプレビューする?
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。


♯ この記事のトラックバックURL

♯ トラックバック

ABOUT
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
TRACKBACK
ありがとうございます
COMMENTS
ありがとうございます
LINKS
MOBILE
qrcode
OTHERS