本や映画の感想、日々の雑感などを徒然に書いております
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*「放課後」

これは偶然か、故意か。
何者かの殺意が覗くような出来事が身辺に起こり始める。
もしかして自分は狙われているのか?
そんな不安を日常に抱え込んだ高校教師の危惧は、少しずれた形で現実のものとなる。
放課後の学校。教師が殺害される。
密室殺人の謎。
警察の捜索が続く中、第二の殺人事件が起こる。
殺されたのはまたもや同じ学校の教師。

この作品は作家東野圭吾のデビュー作にして、第31回江戸川乱歩賞受賞作ということだ。
東野作品を読むのは初めて。
伏線の張り方とかは上手くて読ませる。
ただ、生徒達から「マシン」とあだ名をつけられている主人公には、まったく共感を抱けずに終わった。
別に主人公に共感を抱くことが、作品の良し悪しに影響するわけではないし、推理小説としては面白く読めたことも確かなのだけど、いま一歩引き込まれ度は少なかったように思う。

読んでいてあまりに自然で違和感がなく、気にも止めていなかったが、考えてみるとこれは20年前の作品なんだ。そのことに驚く。登場する女子高生達が、いまどきの女の子達といってもとおるくらい、クールな感覚をしている。

殺人の動機については、これもありだろうと思った。
人が心に受ける痛みも、抱く憎しみも、その人以外には知る由もなく、計ることなどできないのだから。
そんなことくらいでといってしまうには、そんなことくらでも実際事件は起きているわけだし、と。
思えば日本人は昔から“恥”を酷く嫌うのではなかったろうか。
“恥”よりも“潔さ”を尊ぶような流れがあったように思う。
もっともこの作品において恥は、日本の文化が作り上げてきたものとは、多少違うところにあるのだろう。これ以上書くとネタバレになるのでここまで。

ミステリーの主人公たるもの、最後の最後まで気を抜いてはいけないものだなと、ラストを読んだ時に思った。
ほんとの災厄は終わったと思った時にやって来るものなんだ。

東野作品はもっと読んでみよう。
| 東野圭吾 | 21:40 | comments(8) | trackbacks(3) | | |

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♯ コメント

読んでくれたのね〜〜!!わたしもはもうこの作品は4年前に読んだんですが、その前に「宿命」を読んで凄くビビッときて、それからしばらくの間「東野圭吾」にハマりました。(ハマりやすい性格なんよ)
彼は同じ大阪出身ってこともあって、年齢も近いから同じ世代を歩いてきた作者だから、よけいに親近感があったのかも知れません。
確かに雪芽さんの言われるように「いまひとつ」の部分が彼にはいつもどこかある。だから、なかなか「賞」というものに手が届きそうで届かない年月がかかったような気がします。
でもね、「宿命」。これは、いい作品ですよ。テレビドラマ化もされた作品なんですが、これは好き。藤木直人と柏原崇が出演してるんですけど、小説読んでDVDで観てね。

今、TBSでオンエアされてる「白夜行」も彼の作品。ちょっと重たい作品なんで、チラッとしか観てないんだけど、この作者はかなり屈折したとこあるよな〜っていつも思ってます。

まだ、直木賞作品の「容疑者Xの献身」も読んでないんだな〜なんせ、最近は「VENUS」で忙しくて・・・アハハッ!お祝いに買わなくちゃね(CD?本?どっちやろ)
| らん | 2006/02/14 9:20 AM |
読みましたよ〜〜!!
らんさんから頂いた2冊のうち、どちらから読むか迷ったんですが、「宿命」のほうがきっと自分好みだと思ったんです。
それでまずデビュー作から読んでみました。
主人公と奥さんとの若い時のエピソードがね、読んでなんだこいつ〜(怒)みたいなのがあったのがいけなかったでしょうか。共感できなかった一因かも。
なんだこいつ〜な奴でも、しょうもなくても惹かれるキャラクターは多いんですが実際は。
「宿命」はドラマ化されているんですね。
その俳優さんふたりとも好きなのに、観てない、惜しい。

東野さん、他にもたくさん作品あるので「宿命」を読んで、その他のも読んでみます。もう少しお付き合いしてみたくなった作家さんでした。
お勧め頂いてありがとう!
| 雪芽 | 2006/02/15 9:17 PM |
こんばんわ〜
この本読みましたぁ!
って足跡です(笑)

東野さん、最後のどんでん返しがすごいですよね。
ものすごくびっくりしたのを覚えてます。
本当に最後まで読まないとわからないというか。

そうそう。
全然関係ないお話なのだけど、
「どんでんかえし」って文字変換したら
『丼伝家絵師』になったんです。
( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

なんか笑えたのでご報告しちゃいます。
良かったら笑って下さいね★
| littleapple | 2006/02/15 9:25 PM |
テレビドラマ化といっても、WOWWOWでのオンエアだったのでリアルタイムでは観られず、DVD化されるのを待って見たんです。でもすごくテレビでもネットでも宣伝していて、マジでWOWWOWに加入しようと考えたの。藤木直人さん、いいよね〜〜ついついアンティ―クを想い出しますがね。
あっ、「包帯クラブ」発見!この作品私も狙ってるの。面白そうですもんね。楽しみ〜〜〜

| らん | 2006/02/15 11:50 PM |
>litleappleさん
昨夜はすれ違いだったみたいですね。
今日になって足跡みっけ!でした。
『丼伝家絵師』
なんだ〜、それは(笑)
面白いので私も、ドン電化絵師、こんなん出ました。
絵師だけお揃いですね。
ご一緒に遊ばせて頂いちゃった(笑)

>らんさん
WOWWOWだったんですね。
それなら観たことないはずだわ。
ドラマDVDよりもまず本を読まねば!

いま就寝前の読書時間で「包帯クラブ」を読んでいるところです。
天童さん、「永遠の仔」を読んだ時の衝撃は大でした。
ガツンと一発きたもの。
| 雪芽 | 2006/02/16 9:12 PM |
うわぁ、今日本屋さんで「包帯クラブ」買ってきちゃったぁ〜
最近、作者と年代がかぶってくるのが、なんとも辛いわぁ。いいかげん、自分の歳を認識しないとダメなのに、まだまだ「若い」つもりでいます・・・自覚が足りんのよね・・気持ちは乙女!!
| らん | 2006/02/16 11:03 PM |
読みましたがトリックは楽しめましたが動機がやはり不自然でラストが無理矢理な気がしました。この動機は今ならお笑いのネタになりそうな気がします。最近完成度の高い多彩な東野作品ですが当時は勢いで書いてたんじゃないかなという気がします
| 福田浩司賞味大臣 | 2008/08/31 10:48 PM |
福田さん、こんばんは。
東野さんは人気の作家さんでもあり、作品も多数あって、手始めにとデビュー作を読みました。
この後続々と他作品を読むはずだったんですけど……
どうも後味がよくなかったのが影響しているようです。
次の1冊に迷いつつ、文庫『容疑者Xの献身』買ってきました。
| 雪芽 | 2008/09/02 9:14 PM |

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