JUGEMテーマ:日記・一般
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小野不由美 十二国記シリーズ
月の影 影の海(上・下) 読了
風の海 迷宮の岸 読了
東の海神 西の滄海 読書中
ユング 心の地図 読書中
備忘録2 映画
キングダム 映画館
アベンジャーズ ドクターストレンジ
アベンジャーズ
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ついこの間新年のご挨拶をしたばかりなのに(と思っているのは本人だけで)、気がつけば2月も終ろうとしている。些かのんびりし過ぎですよね。逃げる2月を追いかけ追いつけと、今日は地下鉄に乗ってねこに会いに行ってきた。
上の写真、なんだと思います?
ちょっと見には栞っぽいけれど、実はこれ、いま札幌三越で開催されている「ねこ 岩合光昭写真展」のチケットなんですよ。入場待ちのお客さんたちが皆々手にしているのを見て、不思議に思っていたらチケットだったというわけで、前売りを買わず今日思い立って行ったのでわからなかったのです。
いざ私もねこチケを手に会場へ。
会場の中はネコ猫ねこネコ猫ねこの写真を見る人人人でいっぱい。
以前にも岩合さんの動物写真展を見に行ったことがあるけれど、これほど人密度が高かっただろうか。
岩合さんが撮ったねこたちの無言だけど豊かな想像膨らむ姿や表情を見るうちに、日頃知らず知らずに身体と気持ちに張りついていた強張りが、柔らかな空気に触れてふわり軽くなっていく。
大きく伸びをするねこ。陽だまりでうたた寝。かと思えば大きくジャンプ!!
3月もがんばれそうだ。
スーパーでみつけて思わず買ってしまったのが、「チロル 白熊」
普通であればひんやりアイスが入っている容器の中にチロルチョコが入っている。かわいい!あまりにかわいいのでゆるゆる和み系の漫画「しろくまカフェ」と一緒に記念の一枚。
と、盛り上がったところで中のチロルチョコを並べてみてあることに気づいた。チョコには文字が書いてある。し、ろ、く、……まがない!!(全部並べてみた)
なんかま抜けで間抜けなことになっている。いや待てよ。これはもしかするとチロルチョコの深遠なジョークなのかもしれない。そうなのか?
長らくブログの更新もしていないが少しは本を読んだり、映画を観たりもしているので以下は備忘録。
ー9.5度。今日の札幌の最高気温。これ最低気温じゃないのですよ。
ほんとうに寒い一日だった。
最高気温がー9.5度、最低気温がー12.6度というこの一番の寒さだった2月3日は節分。
当節流行の恵方巻きは食べた。今年の方角は西南西ということだ。え〜と、どっちだろう。食べたのでいいことにする。
お豆さんも買うには買った。鬼は外〜!、福は内〜!って子どもの頃はやったなぁ、と思い出しながら豆まきはしないので、きっといまうちには鬼福コンビが仲良くそろっている。この節分の豆だけど、年の数だけ食べるというのは難題だ。子どもは年の数よりもっと食べたいし、大人は年々量が増えて苦行になっていく。願いを込めて気持ちだけ豆を頂くということではどうだろう。これじゃ効力がない?
省略気味のなんちゃって節分が今年も終る。
お土産に持っていったところたいそう美味しいと評判だった、石屋製菓の白バウム「TSUMUGI」を食べてみた。バウムクーヘンの生地にホワイトチョコを練り込んで作ってある。このしっとり感。ふんわりのやわらかさ。美味しかった。
先月、1月29日の朝、サリンジャーの訃報をTVニュースで知る。
亡くなったのは1月27日、91歳だった。
サリンジャーはひと頃ずいぶんと読んだ作家だった。
なかでも荒地出版社の『サリンジャー選集3』に入っている「ブルー・メロディー」は、とりわけ好きな短編のひとつだ。
祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。]]>
内容(「BOOK」データベースより)
ふと考える。あれはなんだっけ?思い出せない。だからといって何か困るわけでもないのだけど、記憶の欠如がもどかしく、思考が空白部分の周囲をぐるぐる巡っていく。
サリンジャーの短編なのは覚えている。古本屋でみつけて買った角川文庫。表紙の色さえ浮ぶ。文庫のタイトルは、そう「若者たち」だった。若い夫婦の話だ。ラストの台所の場面が気に入っていて、この短編を読んでしばらくは、喫茶店に入るとよくホットミルクを注文したものだった。
雷の夜、台所で若い、というより幼いくらいの妻に話しかける夫。
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった
唐突に言葉が浮ぶ。
……違った、これは谷川俊太郎の詩だった。
空白の文字が喉に刺さったまま、吐き出すことも呑み込むことも出来ずにいる。すっきりしない。うん、うん、うん、と脳みそに汗をかいて考えるのだけど、なかなかどうして手強い。何か手がかりはないだろうかと考えて、その頃読書カードを作っていたのを思い出す。
(「過去に拾いし言の葉は」をご参照ください)
こんな本を読んでいたんだと懐かしくつい目的を忘れそうになるが、空白の言葉をみつけることができた。いやぁ、すっきりした〜
思い出せそうで思い出せない状態って落ち着かない気分なのだよね。
手元に文庫があれば事は簡単だったけれど、どこかの古本屋の棚にあるか、どこぞのサリンジャー好きの本棚にあるかなので、頭を悩ましながら言葉の小骨を探すことになってしまったのだ。これはこれで楽しい作業だった。答えがみつかったいまだから言えることだけど(笑)
と、すっきりしたところで図書館で文庫を借りてきた。
表紙もなく、薄く黄ばんだ項、年老いた文庫にはサリンジャーの描く若者たちの姿があった。もちろん、思い出せずにいた短編「当事者双方」のビリとルースィも。