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*「スキッピング・クリスマス」*「生協の白石さん」生協の白石さん 白石 昌則, 東京農工大学の学生の皆さん 東京農工大学生協工学部店の「ひとことカード」に寄せらる質問、意見、要望。 生協職員の白石昌則さんはひとつひとつに、職員としての節度と人間としての誠意をもって、時にユーモアを交えながら答えていく。 「ひとことカード」を媒体に、学生達と白石さんの間で交わされた遣り取りを一冊の本にしたのが、この「生協の白石さん」だ。 私の知らないところでブームは密かに進行していたようだが、いや、ただ私が気づかなかっただけで、ネット上ではすでに広く“生協の白石さん”の存在が広まっていたようだ。 この本を知ったのは最近のこと、度々お邪魔させて頂いているlittleappleさんのブログ、「備忘録」のレビューからだった。 生協の白石さんはどこにいけば買えるのだろう。 あなたを下さい。白石さん 白石さんの答えは、 *「MOMENT」 本多孝好「死ぬまさにその瞬間、自分は何を思い浮かべると思う?」 病院で清掃のアルバイトをしている「僕」にそう問い掛けてきたのは、特別室の入院患者有馬だった。 「僕」は大学4年生、将来の進路について方向を決めかねている頃でもあった。 自分が死ぬ時に何を想うのか。 何を想うだろう。日々煩雑な思いに囚われて明日の見えない生を生きているのだ、いつ訪れるかわからない死は、闇の中に手を差し伸べるのに等しい感覚だ。闇を掴もうとしても、手の内に残るのは漠とした不安感でしかない。 *「冷めない紅茶」『冷めない紅茶』は第103回芥川賞候補となった表題作の「冷めない紅茶」と「ダイヴィング・プール」の2作品を収録。小川洋子は翌年『妊娠カレンダー』で第104回芥川賞を受賞している。 冷めない紅茶 その夜、主人公のわたしは初めて死というものについて考える。 それまでも彼女の周りに死がなかったわけではない。飼っていた金魚の死や、おじいさんが死があった。 おじいさんが死んだ時、主人公は消毒用のアルコールを買いに薬局へおつかいに行かされる。 そこで目にした人体解剖図と脳の立体模型、このふたつに対する主人公の嫌悪感は、逆に詳細な観察と思考へと繋がっていく。 *「退屈姫君伝」米村 圭伍 磐内藩五十五万石の末娘めだか姫は、「めだか、喜べ、婚儀じゃ。嫁入りじゃ」という父君西条綱道の言葉に、誰ぞ上の姉姫君の婚儀が決まったかと喜ぶのだが、その姫君とはなんと自分のことだった。 このめだか姫、十七になるというのにかなりのお転婆で、各藩の若君姫君の出来不出来を調査する秘密諜報組織の位付けでは、「極々大凶」と最下位。 一体どんな姫さまなのかと思うだろうが、好奇心旺盛で天真爛漫、美貌のめだか姫がとても魅力的なキャラクターなのだ。明るくのほほんとしながらも、先頭切って突き進んでいく、こんな素敵なお姫さまっているだろうか。 *「鉱石倶楽部」 | 1/1PAGES |
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