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*「ちょっと幸せ」 仙道洋平ご飯を食べていたり、おやつを食べている時の「ちょっと幸せな」な出会いがたくさん詰まった本である。思わず顔がほころんでしまう。 見た目でハッピーは見た時に幸せ感を味わえる食べ物。茹でられた白いひやむぎに混じるピンクと緑。ピンクのマシュマロ、トマトのハート形、「小梅」の大玉などなど。 開けてハッピーは中味に混ざっているレアものを見つけた時の、ちょっと幸せを集めている。「パックンチョ」のハート形、「ピンキー」のミラクルハート、「カール」のカールおじさん、「ハッピーターン」の“幸運な包み紙”、茶柱とか赤ちゃんみかんなんてのもある。ここで取り上げられているのはかなりマニアックな部類に入るかもしれない。こんなのがあるのかと初めて知るレアものもある。大量生産されるお菓子に紛れ込む遊び心にのっかって、買ってみようかなという気になってくる。偶然出会えたらと想像することだけでも楽しくなってくるからいいね。 おやくそくハッピーは柿の種のピーナッツ、「キャラメルコーン」のローストピーナツとか、そうそうわかるなと頷くものが多い。中でもカステラの台紙に残るザラメ糖は外せない。これは密かに大好きなのだ。本にはないけれど南部煎餅の耳とか羊羹の端っこの砂糖が固まった部分とか。おやくそくハッピーはこだわりのちょっと幸せなのである。 なんとなくハッピーはご飯のおこげ、「チョコフレーク」のかたまり、みぞれの氷のかたまりと、さらに個人の感覚によるところが大きいハッピーが並ぶ。 すご〜く幸せなことはそうそう訪れるものではないけれど、“ちょっと幸せ”は身近にたくさんあると気づかせてくれる。 2008年2月23日読了 *「大奥」1〜3巻 よしながふみ大奥 (第1巻) 大奥 (第2巻) 大奥 (第3巻) よしなが ふみ JETS COMICS 白泉社 大奥といえば将軍たったひとりに仕えることを目的に、何百人もの、多い時では千人を越えたという女性が住まう場所とイメージが固定化している。小説でもドラマでも幾度となく取り上げられ、いまさら大奥漫画を読むまでもないかなと思っていた。ところがこの漫画は違うのである。何が違うのか。女性の将軍に数多の見目麗しき男たちが(中にはそうでないのも混じっては入るが)、仕える男女逆転の大奥なのだ。 同じよしながさんの「きのう何食べた?」が予想外に面白かったところにきて、「ダ・ヴィンチ」2月号の萩尾望都さんと三浦しをんさんの対談でも熱く語られていたよしなが作品。急にすご〜く読みたくなる。さっそく友達に持っているか聞いてみるが、どうやら好きでないらしく、クールな返事が返ってきた。やっぱり自分で買わないと駄目?そうこうしているうちに買ったので貸すよとメールが。どういう心境の変化なのか、なんにせよ読んで一緒に盛り上がれるのは嬉しいので深くは考えまい。 *「サクリファイス」 近藤 史恵近藤さんの作品は『タルト・タタンの夢』に続いて2作目。前作はフレンチ、今回は自転車ロードレースである。知らない世界に初めて触れる、踏み出す一歩に高まる緊張感と期待、この瞬間が楽しい。 ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ――。 *「田中将大ヒーローのすべて」 黒田 伸夢は叶えるものなんだと、少年が辿った軌跡を振り返り思う。 | 1/1PAGES |
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