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*「夢のような幸福」 三浦しをんしをんさんのエッセイ本を前にして、パフェの時と同じような気持ちになる。文庫本を左手にパラ見する。途中ではたと手が止まる。好きなものには即座に感知機能が働くようだ。『ロード・オブ・ザ・リング』とアラゴルンに熱狂するしをんさんに共感を覚えながら、ふむふむと読みいってしまう。 なんたる吸引力。恐るべし。パラ見のつもりが思わず途中を先に読んでしまった。最初に戻ることにしよう。 名作をしをん流に紐解き、漫画を語り、友人との旅行に旅先での古本屋巡り、大好きなバクチクライブ旅、どこまでも続く妄想爆笑エッセイ、とくと堪能致しました。 *「優しいオオカミの雪原」上・下 ステフ・ペニー優しいオオカミの雪原 上文庫:325ページ 下 文庫:303ページ ステフ・ペニー 早川書房 (2008/02) この本を買ったのは二月で、雪が来る日も来る日も降って降り止まぬ日が続いていた頃で、吹き荒れる地吹雪に景色が白く霞んで見えなくなるような寒い日だったのを覚えている。 世界が白い!真っ白なのだ。そして、凍りつくように寒い。寒いというより痛い。 陽の温もりが恋しい。とりどりに色が溢れる世界、夢の南国パラダイスへいざゆかん!的な気分で、活字パラダイスの本屋へふらふらと足を運んだ。外界の冷気を内から温めてくれる熱き思いをたぎらせた本はないものかと、ぼんやり書棚を巡る。きっと寒さのせいで思考不能だったのである。よりによって極寒の地で繰り広げられる物語を手に取ってしまうとは。 とはいえ、本のタイトルにそそられるところもあった。オオカミは怖いというイメージがあるところへきて、優しいオオカミってなんだろうって思うでしょ。白、赤、青のトリコロールカラーの組合せもおしゃれ。結局はいつもの表紙買いということか。 いやいやいくらなんでもそれだけではないですよ。迷って迷って買ってしまったのは、息子の無実を信じて雪原へ旅立つ母と、彼女が旅路の果てに見いだした悲しい真実とは何か、ただそれが知りたかったからなのだ。 *読んだ本のことなどの備忘録二月の末まではそりゃあもう半端ない積雪量だったのに、溶けてしまえばあっけない。 これから感想を書く予定の読了本 「優しいオオカミの雪原」上・下 2月17日 「夢のような幸福」 三浦しをん 3月7日 「阪急電車」 有川 浩 3月8日 「黄金の羅針盤」上・下 フィリップ・プルマン 3月10日 「こんな映画が、」 吉野朔美 3月14日 「なぜ、江戸の庶民は時間に正確だったのか?」 山田順子 3月15日 「モロッコ水晶の謎」 有栖川有栖 3月20日 「桜庭一樹読書日記」 桜庭一樹 3月22日 「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎 3月23日 最近購入した本 「ジーン・ワルツ」 海堂 尊 「ちくま日本文学 内田百けん」 そろそろ病院通いからも解放されそうなので、読んだ本の感想もコツコツ書くようにして、ブログを更新していければと思っています。 *「桜庭一樹読書日記」 桜庭一樹とはいえ、気づいたのは家に帰って読み始めてからのことで、三月だし、桜を思わせるピンク色だし、作者は“桜”庭さんだしと、あとづけでそういえばとはたと思ったわけだ。 東京創元社の「webミステリーズ!」に一年間掲載された日記をまとめたのが本書。読書日記という名のとおり、読書日記です。出版社の編集担当さんとの打ち合わせや食事、そこで出た本の話題、編集のK島氏との会話は掛け合い漫才みたいで面白い、東京や実家のある鳥取での本屋の話、作家桜庭一樹さんの日々、本、本、本な日常が綴られている。 *続々積読中成り実は(と書くほどのことでもないが)メロンパンが好きである。しかしこのメロンパンという代物、名前にメロンとついているが、味はまったくメロンメロンしていない。その謂れなどについては、『メロンパンの真実』という本をブログで取り上げる際にでも書くとして、メロン味のする食べ物は多い。メロンソーダ、メロンシロップのかき氷、メロンゼリーにメロンキャンディ…。どれも味はメロンだけど姿形はメロンじゃない。なのにメロンなんとかとつくと少し心が揺れるのはどうしてだろう。 そろそろ桜餅とうぐいすもちの季節であるからと、和スイーツの店を覗く。そこでみつけたのがメロン大福。お皿の上にのった大福のほのかな緑色はよもぎではなくメロンの緑なのである。 さっそく食してみた。外側のお餅は紛れもなくメロン風味。ああ、メロン味がする〜と、それだけでもう幸せな気持ちに。中の餡は白餡。美味しく頂きました。 いまライラの冒険シリーズの『黄金の羅針盤』を読んでいる。寝しなに少しずつ読んでいるので進まない。続きがすごく気になるのに、相変わらず眠くて睡魔には勝てないのだ。 読書のほうはさっぱり進まないが、いつか読むであろう本はどんどん増えている。読む本と買う本或いは借りる本の比率が1対1ならよいが、1対10くらいかそれ以上の割合なものだから、積読本が増えて大変なことになる。それでも本を買うのは止まらないだろうな。本は買うのも楽しいのだ。なんといっても本が好き! 最近購入した本 「黄金旅風」 飯嶋和一 「走るジイサン」 池永 陽 「阪急電車」 有川 浩 「なぜ、江戸の庶民は時間に正確だったのか?」 山田順子 本日購入したばかりのほかほかの積読本 「こんな映画が、」 吉野朔実 「桜姫」 近藤府史恵 「犬はどこだ」 米澤穂信 「夢のような幸福」 三浦しをん 急な話なのだけど近々手術することになった。ほんとに急なことで本人も意外な展開に驚いている。 えっ、ここでこんな展開が待っているとは!! って本の中のお話ならばわくわくと興奮が高まり、先への期待が大きく膨らんで大いにけっこうなことだが、現実自分の身に降りかかるとなると呑気なことも言っていられない。だからといってそれほど深刻な話でもない。お医者さまの見立てでは悪性ではないが、将来的に大きくなれば悪性に変わる可能性がなきにしも有らずという。ならばいっそいまのうちにひと思いに切って下さい先生!ということで手術することにしたのだ。 入院もしないし、今度の手術はちょっと楽かなぁ。抜糸までは行動に不自由が生じるのが難といえば難だ。 いささか落ち着かない毎日だけど、睡魔に負けず本を読もう! | 1/1PAGES |
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