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*「村上レシピ 」 岡本 一南村上レシピ (ゴマ文庫) 岡本 一南 文庫: 182ページ ゴマブックス (2008/5/1) 物語の中に登場する食べ物、食事をする場面にはけっこう注目する。読書する上での楽しみのひとつでもある。食べ物にはお国柄や、その人物の好みが色濃く反映される。物語に深く入り込めば入り込むほど、ある場面、ある登場人物、ある食べ物が渾然一体となって記憶に残る。食べるシーンをきちんと描写している、拘りを持っていると感じる作家のひとりが村上春樹だ。 一度デビュー作から順に再読して、食べ物チェックをしてみたいと思うが、かなりの著作のある村上氏のこと、容易ではない。こんな常々の思いの一部を叶えてくれたのが本書『村上レシピ』なのだ。 *「夢をかなえるゾウ」 水野敬也夢をかなえるゾウ 水野敬也 単行本: 357ページ 飛鳥新社 (2007/8/11) 2008年、TVドラマになんねんて。 と、おっしゃっているのはタバコ片手にぐーたら寝転んでいるガネーシャさま。ガネーシャといえばインドのヒンドゥー教の神様。それがなんでまた関西弁なのか。 夢をなくしたサラリーマンと関西弁のゾウの神様が繰り広げる、「笑えて」「泣けて」「タメになる」全く新しいエンターテイメント小説 *「蒲公英草紙―常野物語」 恩田 陸蒲公英草紙―常野物語 恩田 陸 文庫: 273ページ 出版社: 集英社 (2008/5/20) 恩田陸を読もう!と前に読書目標に掲げたことがあるが、自分への掛け声だけでさっぱり進んでいない。久しぶりの恩田本は常野の人々を描いた「蒲公英草紙」である。文庫の表紙に一目惚れだった。黄色く染まった蒲公英野原がどこまでも続いている。子供の頃、こんな風景はどこにでもあった。あの夏の日の、あの季節だけの、こそばゆく眩しい時間。いまは記憶の中にだけ存在する。 にゅう・せんちゅりぃへと船を漕ぎ出そうとする時に感じる期待と不安。蒲公英草紙を紡ぐ峰子の脳裏に去来するひと夏の出来事。それはお屋敷の聡子様と不思議な能力を持つ春田一家の物語だった。 懐かしく切ない傑作ファンタジー *「スタンド・バイ・ミー―東京バンドワゴン」 小路 幸也スタンド・バイ・ミー―東京バンドワゴン 小路 幸也 単行本: 301ページ 集英社 (2008/04) お帰り〜!親しみを込めて気軽に声を掛けたくなった。彼らとのお付き合いも三度目ともなれば、年々馴染んで再会には懐かしさが沸いてくる。 四季とともに巡る堀田家の周りには愛が溢れている。 LOVEだねぇby我南人。 いつも起こる騒動には少なからず愛が見え隠れし、飄々と気ままに生きている我南人の言葉にそうだねと頷くのだ。今回はどんな騒動が堀田家を待受けているだろう。 大人気の東京バンドワゴンシリーズ第3弾! *別館のお知らせプロ野球だ、将棋だと、読書以外のことに忙しく、読書も感想の更新も以前にも増してスローペースになっております。十代の頃、一生の間に読める本の量に感じていた焦りはなんだったんだろうというほどのんびり。でも、本を読むことから遠ざかることはないだろうとも思うのです。これからも長いお付き合いお願いします、本の神様。 6月に入ってからブログをもうひとつ作りました。 別館となる「うたかた草紙」では、日々のこと、映画の感想、住んでいる札幌の食べ物などあれこれ地元密着話題、毎年書きたいと思いつつ時期を逃している雪虫と河野広道について、天上の音を奏でるといわれたヴァイオリニストのこと、イースター島のモアイ、忘れ難い小説の中の場面、水晶の中の男の話、ぽつぽつと書いていければということで始めました。 こちらのコンパス・ローズでは本の感想のみとなりますので、これまで同様よろしくお願いします。 *「食堂かたつむり」 小川 糸食堂かたつむり 小川 糸 単行本: 234ページ ポプラ社 (2008/01) 本のタイトルに食堂とあるということは、食べ物系の話なんだろうか。これは気になるところである。ちょっと行ってみようかな、食堂かたつむりへ。 失ったもの:恋、家財道具一式、声 *「決断力」 羽生 善治決断力 羽生 善治 新書: 201ページ 角川書店 (2005/07) プロ棋士と聞くととても特殊な職業に思える。 81マスの将棋盤を間に挟み対峙するふたりの棋士。勝負は2日間に渡っての長丁場となることもある。棋士の静、盤上の動。一見ただその場に座しているだけのようだが、消耗度は驚くほど激しく、一局終えた後には体重が2,3キロと減るものらしい。己だけが頼みの厳しい勝負の世界に身を置く、プロ棋士羽生善治が将棋を通して語る言葉は、将棋という特殊性を離れ、仕事の場など様々な場面で充分生きるのではないかと思った。 勝負の分かれ目にある集中力と決断力。勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?数多くの勝負のドラマを体験してきた著者が初めて書き下ろす勝負の極意を公開する。 *「配達あかずきん」 大崎 梢配達あかずきん (ミステリ・フロンティア) 大崎 梢 単行本: 240ページ 東京創元社 (2006/5/20) 書店ミステリー。 読むと話の中に出てきた他の本も読みたくなってくる。 「いいよんさんわん」―近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。初の本格書店ミステリ、第一弾。 *「風神秘抄」 荻原 規子少年の孤独な笛が舞姫の舞に出会うとき | 1/1PAGES |
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