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*一時お休みのお知らせ いつも当ブログにお越し頂きありがとうございます。 急なことではありますが、10日から2週間程の予定でブログをお休み致します。 頂いているTB、コメントは遅くなりますが、必ず再開後お返しします。 取り急ぎお知らせまで。 *「武士道シックスティーン」 誉田哲也女の子たちの剣道ライフを中心に描いた作品は新鮮で面白かった!スポ根ものはたくさんあるが、女の子と剣道の組合せってあったろうか。 テンポよく進むストーリー、語り口も軽妙でコミカル、サクサクと最後までいっきに読んだ。 「ようするにチャンバラダンスなんだよ、お前の剣道は」剣道エリート、剛の香織。「兵法がどうたらこうたら。時代錯誤もいいとこだっつーの」日舞から転身、柔の早苗。相反するふたりが出会った?。さあ、始めよう。わたしたちの戦いを。わたしたちの時代を。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち一本。 *バトンを拝借ちょっと面白そうだなと思って、 「今更なんですが本の話」のたまねぎさんのところから、勝手にバトンを頂いてきちゃいました。 *「幼年期の終り」 アーサー・C・クラークハインラン、アシモフと並ぶSF界の第一人者の死を惜しむ気持ちとともに、大好きだった作家がまたひとり逝ってしまった寂しさが残る。彼の作品からどれか1冊、読み返してみようと選らんだのが、『幼年期の終り』である。昔読んだのは、創元推理文庫の『地球幼年期の終わり』だったと思う。今回はハヤカワ文庫にしてみる。福島正実の訳だ。 数あるクラーク作品からこの本を選んだには理由がある。3部から構成されている本書の1部のみ、後に作者自身の手によって改稿が施されている。改稿後の新訳が去年、光文社古典新訳文庫として刊行された。そちらと読み比べてみたいと思ったのだ。 名作は色褪せない。50年以上も前の作品ということを感じさせない面白さだ。時代の変化、科学的進歩のスピードを考えると、内容によってはSF作品は不利な場合もあるからだ。改めてこの作品の凄さを再確認できて、嬉しい気持ちになる。 人類が宇宙に進出したその日、巨大宇宙船団が地球の空を覆った。やがて人々の頭の中に一つの言葉がこだまする――人類はもはや孤独ではない。それから50年、人類より遥かに高度の知能と技術を有するエイリアンは、その姿を現すことなく、平和裏に地球管理を行なっていた。彼らの真の目的は?そして人類の未来は? *「星のひと」 水森サトリ 青は何の色、空の色、海の色、孤独の色。 隕石が落ちてくるよりも大きな奇跡 図書館で予約した本が次々と借り出し可能になって手元にあるのは5冊。次々と借りたら、次々と読まなくてはいけない。ついでに次々と感想も書けばよいのだが、そうは簡単にいかないのが困ったところだ。なんにせよ、昨日の夜ですべて読み終った。 *「蘆屋家の崩壊」 津原泰水津原さんの本はこれで二冊目。『赤い竪琴』では静謐で濃密な大人の恋愛を描き、初読みにして完全ノックアウトを食らったわけだが、まったく趣きの異なるこの短編集も凄くよかった。いや〜、凄いし、とっても好き。豆腐が呼んだだけのことはある。 ひたひたと静かに寄せてくるホラーとしての怖さ、グロテスクでありながら美しく妖しい幻想、そこへ伯爵と猿渡コンビの飄々としたユーモアが溶け込んで、えもいわれぬ味わいとなっているのだ。 津原さんの世界にずぶずぶと嵌っていきそうだ。いまは足首くらいのところまできている。この先どうしようか。グロテスクなのは苦手なのだよなぁ。恐る恐るながら進んでみようか思案中。思案の中で次に読む本を考えている。これはもうなんというか、掴まえられたということか。 *「鳥類学者のファンタジア」 奥泉光終ったのだ。そして、始まる。 余韻の海を漂っていたい魅力溢れる物語ではあったが、眠ろう、それがまず思ったことだった。途中で旅を止めることはできなかった。やっと眠ることができる。 目が覚めたら思い出していこう。 フォギー、霧子、パパゲーノ……、目が覚めたら……
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