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*読んだり観たりの備忘録7月に入ってからは更新停滞。 *「訪問者」 恩田陸三年前、近くの湖で不審な死を遂げた朝霞千沙子と、千沙子に育てられた映画監督峠昌彦の急死、ふたつの死に係る謎。嵐に閉ざされた山荘と死体。 警告文にあった真の訪問者はいったい誰なのか。 すごく恩田さんらしい作品というか、珍しく最後まで破綻なく読み切れた作品というか、サクサクっと読める仕上がりになっている。 まるで舞台劇を観ているような感覚に陥る部分もあって、玄関のベルが鳴る度に洋館にいる者たちの間に起こる不安感、これはどこかでと考えてみたら美内すずえの『ガラスの仮面』に出てくる舞台だと思い至る。五つのつぼ、次々と訪れる訪問者とマヤ演じるジーナの話だったような。 緊張と弛緩、恩田さんのこの作品も緩急のつけ方が上手くて、引きの強さに手を引かれいっきに読んでしまった。 軽めのミステリーを読みたいときにはいいと思う。 2009年7月5日読了 *「花々」 原田マハそんな原田さんの『花々』を読んでみた。 明青と幸が出会ったとき、島では何が起こっていたのか。ダイバーズショップの純子、明青の初恋の女性、成子。さまよえる花々の、美しくも儚い島物語。『カフーを待ちわびて』から3年。奄美諸島の小さな離島を舞台に生まれた感動のサイドストーリー。 | 1/1PAGES |
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