今年も残り38日、2010年へのカウントダウンが始まっている。
1秒1分1時間1日1ケ月、時間がどこまでも連続していくのは承知のこととはいえ、一年の終りが視野に見えてくると、鍋の中で煮える豆がぷつぷつと音を弾かせるように、少しずつ忙しない心持ちになってくるものだ。たしか去年もそうであったろうし、たぶん来年も同じように、年の終り近くには豆が煮えていくようなぷつぷつとした気忙しさを感じるのだろう。毎年毎年豆を煮ている気分だ。
一年を振り返るにはまだ早いが、読んだり観たりしたまま感想放置の本や映画がたくさんあって、あり過ぎてどうしたものかと思案の渦にのまれて目が回ったものだから、まずは一覧にしてみることにした。ブログに感想を更新していないものについては★印をつけてみる。まあまあなんと見事に瞬く星たちではないか。これをひとつごとに感想を書くのは無理と諦めた。せめていくつかずつにまとめて、短い感想だけは残しておこうかと思っている。
昨日は札幌の大通り近辺をひらひらと紙吹雪が舞っていた。
パ・リーグ優勝の北海道日本ハムファイターズの優勝パレードが行なわれたのだ。
思えば今年は春のWBCに始まって、野球に燃えた一年でもあった。
とくに後半戦からは加速度的に熱を帯びる。CS,日本シリーズはそれぞれ2回ずつ札幌ドームにも足を運んだ。駒苫からプロにいった田中選手の成長が気になって見るようになったプロ野球。最初は田中君の試合だけ、そのうちにパ・リーグの他の試合もよく見るようになる。それでもTVやネットだけで実際球場に行くことはなかった。
誘ってくれた友人のおかげで今年は楽しい時間を過ごすことができた。
生での野球観戦はすごく楽しかった。また来年も!といまから思うくらい。
野球もシーズンを終えやっと静かな気持ちで本に向かうことができるようになった。となると無性に活字が恋しく思える。ずっと身近にあって気づかずにいた存在の大切さにはたと気づいたような新鮮さで本の項をめくる。読書の秋はとうに過ぎてしまった。読書の冬到来、そんなところだろうか。